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通信制大学の卒業率は低いです【少しでも卒業の可能性を上げる方法】

教育
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こんにちは、とし(@tyobory)です

通信制大学にこれから進学しようと考えている人には少し良くない話かもしれません。

正直、通信制大学の卒業率はめっちゃ低いです。
基本的に4年間でストレートに卒業できる人は10%未満です。

そんな状況下で、私は日本大学の通信に入学し、2年間で62単位取ることができました。

本記事では、通信制大学の卒業率が低い理由を深掘りし、少しでも卒業に近づく方法について考察していきます。

その他、通信制大学に関連記事なので、良ければご参考ください。

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通信制大学の卒業率は低いのはなぜ?【原因を考えよう!】

通信制大学は出るのが難しい。

通信制大学の卒業率ってどのくらい?


通信制大学の卒業率は大学によってバラバラですが、ほぼ偏差値通りの難しさです。

1.慶應義塾大学:卒業率⇒数%
2.法政大学:卒業率⇒10数%(2割はない)
3.日本大学:卒業率⇒3割~4割
4.放送大学:卒業率⇒5割
5.産業能率大学:卒業率⇒7割
以下略


しかも、この卒業率は4年間の卒業率ではありません。在籍できる8年間での卒業率です。

通信制だから楽勝でしょ!って思われますが、これは大間違いです。

入学もほぼ全入で学費も安く入り口は広いですが、卒業するのは本当にムリゲーです。

通信制大学の卒業率が低い理由は?【理由は5つ】


通信制大学の卒業率が低い理由として5つ考えられます。

1.単位の取り方が分からない
2.スケジュールが守れない
3.スクーリングが受けられない
4.レポートが書けない
5.単位認定試験に合格できない


通信制の大学は自分で履修する科目を決め、テキストや映像授業などで勉強して単位を修得してきます。基本的に独学なので、通学生のような授業に出席するという強制はありません。

なので、自分がやらなければ単位を取ることはできないし、いくらでもサボることはできます。

上記をさらに掘り下げます。

1.単位の取り方が分からない


これは実際に体験したことで、日大の場合、単位取得方法が8通りくらいありました。

レポート・メディア授業・スクーリング単位認定試験を組み合わせて、1科目4単位の授業を履修するけど、単位の取り方が分からない…


正直、何がベストな単位の取り方なのか本当に分からないです。私は、単位取得に関する手引きを1ヵ月以上毎日熟読して、何とかシステムを理解できました。

通教生にありがちなパターンとして、一番分かりやすいテキストレポートを提出し、単位認定試験を受けるという手段を取りますが…

テキストレポート+単位認定試験が一番難しいです


そこで、初っ端からつまずいて、単位が取れず辞めてしまうというパターンが多いです。

2.スケジュールが守れない(忘れる)


通信制大学はスケジュールとの戦いでもあります。主に2つのスケジュールです。

1.スクーリング等の申請手続き
2.レポートの提出・メディア授業の視聴期限


スクーリングや単位認定試験を受けるとき、何かしらの申請手続きがあります。これら申請手続きがあまりにも多すぎて、スケジュールを忘れてしまうことがあります。

また、スクーリングを受けるためにレポートの提出期限があったりと、なかなかスケジュールこなすのは本当に難しいです。

その他、メディア授業の視聴期限も意外と忘れたりしていて、小テストが受けられないということもありました。


このように、何かしらの締め切りに追われる日々で、通学制よりも色々ハードで,嫌になる人も結構います。

3.スクーリングが受けられない


一番単位が取りやすいのは「スクーリング」ですが、社会人の方や遠方に住んでいる人は、都合上スクーリングを受けられないことが割とあります。

正直、スクーリングが受けられないと、卒業はかなり難しいです…


それぞれの通信大学によりますが、私の場合ほとんどの単位をスクーリングで取りました。

メディア授業を除いて、単位を積み上げるのは至難の業です。それで諦めてしまうという人もいます。

4.レポートが書けない


どこの通信制大学でも、基本的に1科目につき2課題レポート提出があります。

1課題2000文字のレポート:卒業までに約60本以上必要です


これは正直キツイです。通信用のテキストをバンッ!って渡され、課題提出せよ!と言われても、書き方も分からないし、分量は多いし、これだけでモチベーションが下がります

日大以上の大学を卒業している人は、このくらいの分量をこなしているので、相当やる気がないと途中で普通に挫折します。

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5.単位認定試験に合格できない


これはスクーリングとかメディア授業の単位認定試験ではなく、年4回くらいある普通の単位認定試験(筆記試験)です。

テキスト1冊からの出題で分量多すぎ(どこ出るか分からない)


日大は、テキスト1冊からの出題で、過去の単位認定試験の過去問を分析し、解答を事前準備して臨まないと非常に厳しかったイメージがあります

もちろん単位認定試験は記述式なので、文章を書けなければ普通に不合格になります。
こんな感じで、入学後は本当にハードなので、そりゃ通信制大学の卒業率が低くくなりますね…

おすすめの通信制大学の記事はこちらになりますので、ご参考ください。

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通信制大学の卒業率は低いですが、少しでも卒業の可能性を上げる方法

卒業するためには…

少しでも卒業の可能性を上げる3つの方法

特別なことはありません。下記の通りです。

1.自分なりに最も効率的な単位の取り方を考える
2.年間スケジュールを立てる
3.文章力と構成力を身につける

通信制大学を卒業するには、確固たる意志とその行動力が必要となります。

そして、どういう風に単位をとるか戦略を立てることが最も大事となります。

1.自分なりに最も効率的な単位の取り方を考える

大学によって単位取得のシステムが異なりますが、自分なりに単位取得方法を確立することが卒業に最も近づく方法だと思います。

私の場合(日大)では、レポート2本提出してスクーリングを受ける。これが、最も労力が少なく、1科目のスクーリングで4単位もらえる方法でした。

考えるべきことは、最小限の労力で最大限の単位数を取る方法です

学びの観点はとても大切ですが、やはり卒業を意識すると、最も効率的な単位取得方法を確立することが一番大事です。

2.年間スケジュールを立てる

最も効率的な単位の取り方が把握できたら、それを実行するため年間スケジュールを先に立てるのが望ましいです。

大学の年間スケジュールはすでに決まっていて、締め切りのオンパレードになります。

「いつまでに」、「何をやらないといけないか」を前もって予定を立てる。予定を立てるというより、タスク管理に近いです。納期のあるタスクです。

スクーリングの手続き期限、レポート提出期限、メディア授業の開講期間、スクーリングの日程など、1年間の予定を先に立てて、それを必ず消化すれば、単位もついていきます

「何となく」では絶対に通信大学は卒業できません。必ず明確な意志を持って、スケジュール通り積み上げましょう。

3.文章力と構成力を身につける

通信制大学で単位取得するためには、レポートや単位認定試験で論述しなければなりません。よく、レポートの文章が書けないという人がいますが、すべて一から書こうとしてませんか。

文章を書く力オリジナルな文章を書く力

文章を書く力=テキストの文章を拝借して、文章をまとめる力

レポートでも試験でも論述すべき内容はほとんど決まっていて、ぶっちゃけ独創的な文章はほとんどいらないです。テキストから文章を借りて、編集する力のほうがはるかに大事です

例えば、2000文字のレポートであれば、2つくらいトピックを書いてまとめていきます。

序論ー本論①-本論②-結論

全体のフレームワークはこんな感じで、自分の頭で文章を考える必要はなく、テキストにある文章を上手く編集して、本論を組み立てれば合格点は必ずとれます。

レポートや記述試験は、文章構成を見れば出来不出来がわかるので、全体の文章構成を組み立ててから、中身の文章を書いていくのがBestです。

おわりに:通信制大学には覚悟をもって入学しよう!


名の通った大学の通信制は卒業が本当に難しく、ハードです。安易に通信制大学だから楽だろうと思うのは大間違いです。

もちろん卒業が簡単な大学もありますが、正直進学しても意味ありません。

なので、通信制大学への進学を考えている方は「なぜ進学するのか」、明確な意図があっての入学をおすすめします。

以上となります。

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