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通信制大学の編入事情【通信大学への編入学は寛容ですが、脱出は辛い】

大学編入
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こんにちは、とし(@tyobory)です。

大学編入に携わって7年、もともと私は通信制の大学に通い、その後他大学に編入をしました。

通信制大学の編入に関して2種類あります。

1.通信制大学へ編入学したい(短大生・大学中途退学者)
2.通信制大学から他大学へ編入したい

ざっくり言うと、通信制大学への編入学はかなり寛容です。一方で、通信制大学から他大学への編入は相当ハードです。以下、通信制大学に関する記事なので、興味のある方はご参考ください!

では、通信制大学の編入事情について、掘り下げていきます。

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通信制大学の編入事情【通信大学への編入学】

通信制大学はやさしい。

通信制大学への編入学はとても寛容です

通信制大学は基本的に書類選考のみで、編入試験はほとんど無いようなものです。

受け入れ年次も幅広く、普通の大学では3年次編入までしかありませんが、通信制大学では4年次編入ができるところが結構あります。

通信制大学は学士取得(大卒)のための受け皿となる

たとえ大学を退学してしまっても、通信制大学に編入して大学を卒業することは十分に可能です。

なので、どうしても大学を卒業できないってときに、通信制大学に編入して卒業する手もアリです。

通信制大学へ編入学するための必要単位【目安】

通信制大学へ編入学するための必要単位は次の通りです。

2年次編入・・・26~32単位
3年次編入・・・50~62単位
4年次編入・・・74~92単位

基本的には普通の大学編入と同じで、4年間で卒業できる単位数を取得していることが大まかな要件となります(1年次当たり30単位前後)。

単位認定はそこまで厳しくなく、基本的に包括的に認定の大学が多い印象。

編入学後も挫折すること少ないため、編入学した学生の卒業率は比較的に高めです。

産業能率大学は3年次編入した学生の卒業率は73.9%で、通信制大学の選び方次第でしっかり大学を卒業することは可能です。

以上のように、通信制大学は窓口が広く寛容なため、もしものために通信制大学への編入はおすすめできます。

【参考】4年次編入できる通信制大学一覧

大学編入において4年次編入できるのは通信制大学のみです。以下、一覧となります。

・星槎大学 通信教育課程 共生科学専攻(教育、福祉、環境、国際関係)
・東京福祉大学 通信教育課程 教育学部、心理学部、社会福祉学部、保育児童学部
・武蔵野大学 通信教育部 人間科学部人間科学科 心理学専攻、社会福祉専攻
・八洲(やしま)学園大学
・日本福祉大学 通信教育部 福祉経営学部医療・福祉マネジメント学科
・大手前大学 通信教育部

出願資格(目安)
① 4年制大学の卒業(見込)者
② 4年制大学の課程を3年以上修了し、かつ93単位以上の単位を修得(見込)した方
③ 3年制短期大学を93単位以上修得して卒業(見込)した方
(注) 修業年限が3年以上かつ卒業に必要な単位数が93単位以上であることが必要です。
④ 専修学校専門課程(専門学校)を卒業(見込)した方で卒業の時点で以下の要件を満たす方
・修業年限が3年以上かつ卒業に必要な総授業時間が2,550時間以上で、専修学校専門課程の認可を受けている。

上記は大まかな目安で、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士など資格取得を目指す人は別の要件があります。

また、大学によって完全オンライン授業の大学もあれば、スクーリング主体の大学もあるので、そこらへんは注意が必要です。

以上、通信制大学への編入学についてです。おすすめの通信制大学を知りたい方は以下の記事参照です。

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通信制大学からの編入【通信からの脱出は辛い】

通信制大学からの編入を知る。

通信制大学からの編入パターン【編入・転学・転籍】

通信制大学からの編入パターンは2通りあります。

1.通信制大学から他大学への編入
2.通信制大学の通信課程から自大学の通学制への内部編入(転学・転籍)

1は普通の編入のパターンで、2は内部編入(通信→通学)のパターンです。

内部編入の例として、慶應・中央(法)・法政・日大など通信制から通学制への転籍する編入システムがあります。

以下、他大学への編入と自大学の内部編入について掘り下げていきます。

通信制大学から他大学への編入

通信制大学から他大学へ編入する場合、2年次・3年次編入学試験を受けることになります。

2年次編入の場合・・・32単位以上
3年次編入の場合・・・62単位以上

国立大学への編入を目指す場合、もうちょい単位数は少ないですが、大体このくらいです。

問題は、通信制大学でこの単位数を取得できるかどうか
※ソースは私。日大で死に物狂いで単位を取ることになりました。

なので、初めから編入を志望するなら、産業能率大学の短大や単位取得が楽な大学に入学することをおすすめします。

2.自大学の通学制への内部編入(転学・転籍)

通信制大学に入学して、あわよくば通学制に編入しようという人は少なくありません。

ぶっちゃけ相当難しいです。てか、ほぼ不可能です。

ワンチャンスあるのが日大のみです。名目上、転籍試験の編入枠がありますが、一般の編入試験と同等レベルの試験

自大学の転籍試験だからといって甘くはありません。以下、各大学の内部編入の特徴です。

各大学の内部編入について【チャンスがあるのが日大のみ】


慶應義塾大学

まず、慶應に関して単位取得すら難しい大学に加え、内部編入で合格させることはまずないとのことでした。ある学生が3年連続受験して、それなりの答案を提出しても落とされたとのことなので、編入で合格させる気は一切ない大学です。諦めましょう。

法政大学
次に法政大学ですが、一般の編入試験と同等レベルの試験を受験し、かつ転籍・転学できる学部がかなり限られています。最近では大学自体のレベルも上がっているので、単位取得を含めて、難易度はかなり高いです。

中央大学
法学部のみ通信課程が設けられていますが、転籍試験の合格者は若干名で、受かっても一人だけです。法政と同様に、単位取得も大変で受験すらできるかどうか怪しいところです。

日本大学
ワンチャンスあるのが日大で、2年で62単位取得できるポテンシャルがあるなら、たぶん合格できます。筆記試験も資格試験で免除できますが、どこの転籍試験も本当にハードです。

おわりに:通信制大学への編入学はとても寛容、他大学への編入は辛い

結論、通信制大学への編入学は受け入れも寛容で、短大卒・大学を中退してしまった方の受け皿になってくれることは間違いありません。

一方で、通信制大学から編入したい方は覚悟を決めて取り組む必要があります

この記事を見てくださった皆様が良いキャンパスライフを送れることを期待しています。

以上となります。参考になった方は応援のほどよろしくお願いします!

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