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【大学編入】経済学部編入で使える参考書⑤【会計学編】

参考書
この記事は約9分で読めます。

こんにちは、とし(@tyobory)です。

大学編入に関わって約9年、会計を勉強し始めてから約5年です。

私自身、専門は経済学だけではなく、税理士試験で会計も勉強しており、人並みには扱うことができます(税理士試験科目で会計科目を合格してます)。

タイトルの通り、経済・経営系の大学編入で、「会計学」を選択できる大学があります。

 

阪大の試験では、経済史・統計・会計どれか選ぶ羽目になります。

神戸大学経営学部でも専門科目で選択することができますよね。

マクロ・ミクロの科目に関しては、以下の記事をご参照下さい。

そこで、本記事では、専門科目「会計学」の勉強やオススメの参考書について、解説していきます。

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大学編入で求められる会計学の知識とは?

編入試験で問われる会計学とは?

大学編入試験の対策でよく「簿記2級を勉強すればええんやろ!」という風潮がありますが、半分正解で半分足りません。

編入試験では、簿記2級の範囲である「商業簿記」と「工業簿記」が出題されます。

そういった意味で、「会計学」を専門科目として使うなら、最低限簿記2級の勉強は必要となります。

しかし、勉強の方法としてはあまりにも漠然としている気がします。

そこで、意識すべき点は次の3つです

①:簿記、仕訳力

②:資料(表)の読み取り

③:理論のインプット・アウトプット

④:会計基準の変更等の改正論点

編入試験では、「会計学」として出題されますので、論述(理論)対策は避けられません。

とはいえ、点数配分をみると、簿記:理論(商業):工業簿記=4:3:3くらいなので、工業簿記までガッツリ勉強するのはコスパ悪い感じです。

まずは、勉強すべきことは、商業簿記>>工業簿記ということを頭に入れましょう!

以下では、上記の3点について、詳しく掘り下げていきます。

①:簿記・仕訳力

会計の最終的な目標は、計算書類(貸借対照表や損益計算書など)を作成するところにあります。

これら計算書類は、仕訳を合算してアウトプットされたものなので、当然のことながら仕訳できることが前提となります。

神戸大学でも必ず簿記の仕訳問題が出題されますよね。

そのために、やるべきことは2つです。

①:勘定科目を覚える

②:設問を読み、仕訳できるようになる

会計処理にはルールがあり、場面ごとに使用する勘定科目が異なります。

例えば、備品の「減価償却」でも、会計処理のパターンが4種類もあります。
(この場合、設問の指示に従って解答します)

よく編入試験でも、勘定科目が与えられて、科目群から選んで仕訳しなさいという問題が出題されます。これは知識問題なので、知っているだけで得点に直結します。

そのため、まずはどのような勘定科目があるか理解し、一通り仕訳してみることが大事です。

②:資料(表)の読み取り

上記のほか、簿記では表や資料が与えられて、仕訳しなさいという問題があります。

このパターンで多いのが、穴埋め問題です。

ここで注意すべきことは、個別の資料問題なのか、計算書類の総合問題なのかです。

■個別の資料問題 ⇒ 普通に仕訳すればOK

■精算表・貸借対照表・損益計算書の穴埋め ⇒ 複数の仕訳が絡む

例えば、

阪大では、「企業結合会計」の資料が与えられ、金額を穴埋めさせる問題

一方、神戸大では昨年、精算表の問題が出題され、複数の仕訳が絡む総合問題

お伝えしたいことは、大学によって出題の意図が全く異なっていることです。

阪大の場合、難しめの問題を出して「仕訳できる?ホレホレ」って感じに対して、神戸大学は「根本的な部分を理解してる?」というイメージです。

初めに書いたように、会計の最終目標は計算書類(財務諸表)の作成です。

つまり、そこまでの会計上のプロセスについても問われることも多々あります。その一つが精算表です。
(ざっくりと、簿記⇒試算表⇒精算表(決算整理)⇒貸借対照表・損益計算書…etc)

このように、何の資料・表が使われて、何が問われているのか、全体の流れを理解することも大事です。

③:理論暗記

会計学では、理論に関して、かなり幅広くなるため、財務諸表で必要となる理論のみを暗記します。

主に、出題論点の概念フレームワークは次の4つです。

1.企業会計原則(一般原則)

2.損益計算書原則(総論・各論)

3.貸借対照表原則(総論・各論)

4.企業会計原則―注解

これらは、企業会計を行うために遵守すべきルールをまとめたものになります。

まず、企業会計原則(一般原則)は、公正妥当に認められた会計処理を行う上で超重要項目で、必ず暗記しなければなりません(7つ)。

損益計算書原則と貸借対照表原則は、各計算書類を作成する上で、全体的なルール(総論)があり、各勘定科目の内容(各論)に分かれていくイメージです。

企業会計原則―注解は、一般原則に附属して、とりわけ重要なルールを注記したものです。

大学の教授が、やみくも出題している訳ではなく、簿記は2級の範囲、理論は企業会計原則の部分をちゃんとチョイスして、試験問題を作成しています。

このように、編入試験の「会計学」=簿記理論工業簿記、で構成されています。

④:会計基準の変更等の改正論点

簿記では、会計基準の変更により、会計処理の方法が変わることがあります。

頻繁にあるわけではないですが、勉強する際には、次の2点を押さえておくと対策しやすくなります。

①:会計基準の改正

②:簿記検定の範囲の変更(簿記2級⇔1級回り)

例えば、上記で挙げた阪大の「企業結合会計」も会計基準の改正論点で、2級でも取り扱われてます。

また、神戸大学で出題された連結会計の「支配力基準」に関しても、簿記2級の新論点です。

このようにみると、まずは簿記2級までを完璧する!ということに落ち着きます。

以下、これを踏まえて、おすすめの参考書をピックアップしていきたいと思います。

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【大学編入】会計学の対策でオススメの参考書【簿記・理論】

【会計学】おすすめの簿記の参考書【基礎】

会計学の勉強を始める上で、一番大事なのは簿記です。

オーソドックスに日商簿記3級から始めることをおすすめします。
(神戸大学の過去問でも、3級レベルが出題されているので…)

以下、おすすめの参考書です。

   

・スッキリわかる 日商簿記(3級2級工業簿記

・簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記(3級2級工業簿記

基本的にコスパ良く、テキストと問題集が付いているものをチョイスしてます。

ぶっちゃけ、どこの参考書を使っても大差ないです。が…

個人的には、『滝澤ななみの講義LIVE! スカッと! 解ける日商簿記』が好きです。

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好みの問題で、自分はキャラクターのネコや犬が全くなじめなかったので、カラフルのもので勉強しました。

どんな参考書でも良いですが、必ず簿記3級の勉強から始めましょう。

理由は、2級から始めると、3級の内容を省略されている部分が多々あり、戻って勉強し直す可能性があります。勉強するときは、3級⇒2級とレベルを上げていくのが鉄則です。

また、工業簿記に関しては、2級のテキストで仕上げて、時間節約です。

工業簿記の勉強するあまり時間はないので、省略できる所は省いて、すぐ過去問で回しましょう。

【会計学】おすすめの簿記の参考書【中級】

簿記のテキストを勉強した後、ものすごく悩むと思います。

「簿記1級も出るから!」というアドバイスする人もいて、結局何やれば良いの?と思われるかもしれません。

私の結論は、税理士試験の「個別計算問題集」を使うです。

 

理由は、大学編入レベルの仕訳問題で、解けない問題は一切なくなります。

簿記の内容に関して、簿記論より財務諸表論の方がかなり楽ですが、それでも簿記2級を勉強していても骨が折れます(やるなら財務諸表論の個別問題集)。

書店とかで実際に確認して、無理そうなら簿記2級までのテキストを完璧にした方が確実です。

これらは、挫折する可能性があるので、会計を得点源にしたい人向けです。

【会計学】おすすめの理論暗記の参考書

最後に、会計学の理論の参考書です。

ここでも税理士試験対策の問題集を使います。

  

ネットスクールの教科書(理論編)は、企業会計原則・損益計算書原則・貸借対照表原則について、テキストベースで学ぶことができます。こちらは、インプット用のテキストです。

アウトプットは、TACの「財務諸表論―理論問題集の基礎編」です。応用編はいらないです。

税理士試験のテキストを利用する一番の理由は、ほぼすべて記述問題だからです

選択式の問題はあまりなく、重要な内容はすべて記述式で出題されています。

編入試験でも、選択問題は絶対出題されないので、勉強するテキストとしては打ってつけです。

予備で「財務会計講義〔第21版〕」を挙げましたが、こちらでも理論的な部分はすべて載ってます。ただ、あくまで会計の専門書なので、辞書代わりに置いておくのはアリって感じです。

ここまでやれば、会計学の商業簿記に関して解けない問題はなくなります。

あとは、工業簿記で上手く部分点を稼げば、8割~9割は固いです。

〔補論〕会計学を試験で使う人にオススメの雑誌

会計系の資格を勉強していて知らない者はいない雑誌があります。

それが『会計人コース』です。

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この雑誌の凄いところは、簿記と財務諸表論の部分はガチな点です(他も力を入れていますが)。

簿記や理論の演習問題も載っていて、税理士試験を独学で受験する人にとってバイブルとなっています。

バックナンバーの追い方は、税理士試験が8月にあるので、新年度の9月号から読み始めることをオススメします。

これで、簿記2級以上の仕訳問題の演習も可能となります!

おわりに:どこまで会計学の勉強に時間が割けるか

会計学の勉強でもやろうと思えば、いくらでも演習は積むことはできます。

あとは、受験校次第の問題かと思います。

阪大ならそこまでやっている余裕もないし、神戸経営が第一志望ならがっつり専門科目として勉強すべきだし…

まずは、会計に触れてみて使うかどうか考えてみてはどうでしょうか。

ちょうど、私の友人が書籍を出版していてAmazonランキングで会計の部で一位になっていました。

twitter:大手町ランダムウォーカー
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財務諸表の読み方をクイズ形式で、学ぶことができます。

ちなみに、自分が使っていた財務諸表論のテキストを、すべてこの友人に譲った記憶があり、今となってフラグが立ちました。

彼の経歴を知っていますが、泥臭くコツコツやった結果が今、大きな成果として表れています。

なので、まずは小さなことからコツコツ、泥臭く仕訳から始めていきましょう!

以上となります。

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