こんにちは、とし(@tyobory)です。
大学編入のことに関わって7年ほど経ちます。
今の時代、中学→高校→大学と進学するのが一種の流れですが、専門学校や短大に進学してから大学に進学しとけばよかった、大学でもっと学びたい、という人もたくさんいます。
そこで、短大・専門学校からの大学編入について掘り下げていきます!
短大・専門学校からの大学編入【大学編入のシステムを知る】
大学編入とはワンランクへの人生を歩むためのステップです。
大学編入ってそもそも何?
短大生・専門学校生の方で、大学編入のシステム自体知らない人も多いかもしれません。
ざっくりまとめると…
短大・専門学校を卒業した後、大学の2年次または3年次に中途入学する制度 |
これを大学編入と呼び、編入試験に合格すれば、晴れて大学生になります。
「大学編入」について詳しく書いた記事はこちらになります。ぜひご覧ください。
短大生・専門学校でも大学編入受けられるの?
短大・専門学校生でも受験することは可能です。受験資格は次の通りです。
1.短大卒業見込み
2.2年制以上の専門学校で、卒業または総授業時間数が1700時間以上の者
短大生は卒業(見込み)、専門学校生は1700時間(62単位相当)授業を受けていることです。
そして、大学編入までの流れは、卒業を目指しつつ、編入の勉強を並行して行うって感じです。
それでも、短大生と専門学校生とでは、大学編入について若干異なるので、詳細に深堀していきます。
短大からの大学編入【意外とハードです】
私は編入予備校で働いておりましたが、現役短大生で編入を目指す人は相当ハードでした。
短大生の受験資格は卒業(見込み)なので、編入試験に合格しても留年したら進学できません。
また、短大の場合、ゼミを必修科目として設置しており、卒論を書かないと卒業できないところが多数です。
そのため、私的には大学編入を目指す人の中で、短大生が一番ハードに見えました。
専門学校からの大学編入【授業の出席管理が手厳しい】
大学の場合、授業に出なくても単位を取ることができますが、専門学校で驚いたのが、出席管理の厳しさです。
下手したら、席が決まっているところもあり、みっちり授業を受けないと単位が取れない感じで、逆にハード。
なにより専門学校から大学編入をめざす場合、次のことを気をつけなければなりません。
専門学校生の受験資格は基本的に「専門士」です。
例えば、一番合格者を出す中央大学(経済)でも、短生大は受験可で、専門学校生は受験不可です。
このように、編入で有名な大学でも受験できない!、ということが専門学校からの大学編入で度々起こります。
詳しくは、編入データブックに受験資格の情報が書かれますのでこちら!
大学編入の中身は、別記事のこちらに書いています(再掲)。合わせてどうぞ!
短大・専門学校から大学編入して、学歴も年収もステップアップさせる
さらに上に行く。
短大・専門学校から大学編入すべき理由【ポイントは3つ】
短大・専門学校から大学編入すべき理由は次の通りです。
1.大卒との年収差がかなりある
2.会社での昇進要件が大卒以上
3.転職で不利
これから社会に出て働いていく中で、たかが2年の違いで相当な差が生まれます。
1.大卒との年収差がかなりあり
大卒と短大卒・専門卒の賃金差ってご存知でしょうか。下記図は、学歴別・性別の年齢階級別賃金(年収)です。
区分 | 男性(平均年収) | 女性(平均年収) |
大卒 | 480万円 | 348万円 |
短大・高専卒 | 366万円 | 310万円 |
高卒 | 350万円 | 256万円 |
(出所):厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より筆者作成。
グラフと表をみると、大卒と短大卒・高卒の区分で100万円以上の差があり、男女差でも100万円違います。
データでみると、大卒で就職するというのは一応大事っス
2.会社での昇進要件が大卒以上
私は社会人の方で大学に通っている人を多数知っていますが、基本的に学士の資格が欲しいという人ばかりでした。
一番わかりやすいのが病院の看護師です。
病院の看護師で婦長になるには、看護専門学校卒ではダメとのことでした。
以上のような理由から、大学編入を目指す人はたくさんいます。
3.転職で不利【受けたい企業が受けられない】
昇進ができないという理由に加え、転職市場においても不利に働きます。
本当に大学だけ卒業して、「学士」だけ欲しいという人が山のようにいました。
行きたい企業があっても、受けられないってかなり絶望的です。
このように、短大・専門学校から大学編入をすることは一定の価値はあります。
おわりに:編入は人生の選択肢を一応は広げてくれます。とはいえ…
大学編入により大学に進学すると、人脈も広がるし、人生の選択肢を広げてくれます。
とはいえ、今の時代、お金を稼ぐうえで学歴は必要なくなっているのも事実です。下記の記事にも書きました。
私は大学編入しましたが、それでも今の自分があるのは編入のおかげなので、オススメしたいと思っています。また、このブログではブログを始めることもオススメしています!
ではでは、次もよろしくお願いします!
【pick up】ブログ稼ぐためのオススメ書籍
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