こんにちは、とし(@tyobory)です。
このブログでは、経済学の記事や大学編入記事を中心に、さまざまな専門書を紹介しております。
経済学の記事を書くときは、専門書を何冊も漁り、ときには論文から引用したりもしています。
このページでは、書棚にあるマクロ経済学・ミクロ経済学の専門書を紹介していきます!
たんに、経済学の記事を書くのがめんどくさくなっただけやろ。
せやで。専門書なら一通りまとまってるし!
今、経済学の売れている本は、以下のAmazonランキングで知ることができます。
参考になるのは、上3つと資本主義論で、国際経済学と現代経済学はビジネス書が多く、カテゴリーエラーな感じです。参考程度にどうぞ!
書棚-入門経済学・経済学全般
定番中の定番ですが、マンキューの入門経済学です。
G・マンキュー(2019)『マンキュー入門経済学〔第3版〕』東洋経済新報社.
G・マンキュー(2014)『マンキュー入門経済学〔第2版〕』東洋経済新報社.
最近は、第2版の方が結構値下がりしていて、ブックオフでもみかけるようになったので、家に一冊置いとくのはありです。
もっと砕けたものを読みたい!という人には、次の本がオススメです。
市村英彦ほか(2020)『経済学を味わう』日本評論社.
井堀利宏(2020)『30日で学ぶ 経済学手帳』 日本能率協会マネジメントセンター.
『経済学を味わう』は、東京大学のオムニバス講義「現代経済理論」をまとめたものです。12人の経済学者が、最近の研究内容を踏まえ、経済学のありとあらゆる領域について紹介しています。最新の経済学の知見を深める一冊。
井堀先生の『30日で学ぶ 経済学手帳』では、経済学の理論が一通り載っていて、エッセンスを学びたい方におススメです。ただ、がっつり理論が書かれているので、専門知識を押さえたい人向けです。
「経済学とは何か」「経済学は現実世界にどのように応用されているのか」を知りたい方は、下2冊読めばある程度押さえられます。
書棚-マクロ経済学
マクロ経済学の記事を書くときは、以下の参考書・専門書を使っています。
石川秀樹(2019)『速習! マクロ経済学 2nd edition』中央経済社.
中谷巌(2007)『入門マクロ経済学 第5版』日本評論社.
大竹文雄(2007)『スタディガイド 入門マクロ経済学』日本評論社.
齋藤誠ほか(2016)『マクロ経済学 新版』有斐閣.
適当に記事を書いていると、資格試験・編入/大学院試験から逸れてしまうので、まず石川先生の速習マクロでフレームワークを押さえています。
相互関係のある中谷・大竹先生の入門マクロをメインに使い、より高度なものは齋藤先生のマクロ経済学を参考しています。スタディガイドは計算もあるし!
海外の本だとマンキュー、クルーグマン、ブランシャールなどありますが、一番はマンキューだと思います。日本だと、二神先生のマクロがオススメです(がっつり院試向き)。
G・マンキュー(2019)『マンキュー経済学Ⅱ マクロ編〔第4版〕』東洋経済新報社.
二神孝一・堀敬一(2017)『マクロ経済学〔第2版〕』有斐閣.
海外のマクロ本の方が、経済成長理論がしっかり書かれているのと、事例が多く取り上げられています。その分、分厚かったりするので、良し悪しがあるかもしれませんが、やはり複数の専門書で勉強するのが良きです。
書棚-ミクロ経済学
ミクロ経済学は、計算してなんぼって感じで、以下の参考書・専門書をやっていました。
遠山智久(2008)『弱点克服!大学生のミクロ経済学』東京図書.
神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社.
武隈真一(2017)『演習ミクロ経済学〔第2版〕』新世社
芦谷政浩(2009)『ミクロ経済学』有斐閣.
ミクロに関しては、すべて原点にして頂点の参考書・専門書です(ほぼ院試向けです)。理論・計算のバランスが一番いいのは、芦谷先生のミクロだと思います。
他、八田先生や奥野先生のミクロがありますが、有名な専門書は東大系の先生が書いていて、理論もしっかりしてるので、好きなモノでいいと思います(武隈先生と八田先生以外、東大出身)。
計算ができない人は、次の2冊のどちらかやれば、経済学で使う数学を一通りマスターできます。
尾山・安田(2013)『経済学で出る数学: 高校数学からきちんと攻める〔改訂版〕』日本評論社.
門川和男(2019)『よくわかる経済数学入門講義<上>静学分析編〔改訂版〕』学術研究出版.
どちらもオススメですが、『経済学で出る数学』の方が説明はシンプルです。『よくわかる経済数学』は、逆に詳しすぎて、ここまでも説明するの?って感じで事細かく説明されています。
『よくわかる経済数学』の静学編と動学編の上下巻をやれば、チャンの経済数学はいらないくらい、理論モデルが読めるようになりますが、誤植が結構あったのが気になる所でもある。
以上、ミクロ・マクロの本は、ざっとこんな感じです。
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