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【大学編入】経済学部編入で使える参考書②【ミクロ経済学編】

ミクロ経済学
この記事は約10分で読めます。
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こんにちは、とし(@tyobory)です

先日のブログ記事で、大学編入で使えるマクロ経済学の参考書をご紹介しました。

今回は、「ミクロ経済学」です。

経済学部編入で使える参考書(マクロ・経営学・経済数学)は、下記記事をご参考ください。

ミクロ経済学の参考書はかなり充実していて、予備校に通う学生よりも、ゴリゴリ独学で勉強した方が圧倒的に差をつけられます。

本記事では、経済学部への編入で使える参考書「ミクロ経済学編」をお伝えしたいと思います。

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【大学編入】経済学部への編入で使える参考書②【ミクロ経済学編】

ミクロは独学最強。

予備校のカリキュラムからミクロ経済学の出題範囲を探る

あるCゼミナールのカリキュラムを見ていきます。基本的に、過去問題から逆算してテキストが作られているので、勉強していく上で一つの指針となります。

以下、ミクロ経済学の具体的なカリキュラムです。

1学期

  • 限界効用・無差別曲線
  • 最適消費(3回)
  • 需要曲線
  • 生産関数と総費用
  • 最適生産
  • MC・AC・AVC曲線
  • 供給曲線
  • 完全競争市場

夏期講習

  • 消費者理論①
  • 消費者理論②
  • 生産者理論①
  • 生産者理論②
  • 余剰分析

2学期

  • 独占理論
  • 複占理論
  • ゲーム理論
  • パレート最適
  • 市場の失敗(3回

ミクロ経済学について、ここに書いてある内容すべて大事です。どの内容も満遍なく出題されますし、計算量がモノをいいます。

なぜ、予備校生が独学勢に負けるのか、それはミクロの圧倒的な計算量です。予備校では1回1問計算を解くのですが、正直これでは演習量は足りません。

合格した独学勢が積んでいる演習量をみると、実際の予備校生の比ではありません。ミクロ経済学に関して計算した量で合格が決まると言っても過言ではないです。

また、マクロよりもミクロの方が修得までに時間がかかるので、先にミクロ経済学に手をつけることが大事(あとから計算力が活きる)。

参考書を勧める前に

私は「らくらくシリーズ」「スーパー過去問ゼミ」は好きではありません。

理由は、この二つのシリーズは「公務員試験用」のため、効率的に解答を出すことに特化しているが、編入試験のように計算過程を導出させる大学だと、誤答を導く可能性があるからです。

公式に当てはめて解くことが多く、少しでもひねった問題が出題されると、試験場で対応できなくなります。また、編入試験は論述式で、これら参考書はマーク式の試験対策のため目標到達点と少しズレが生じています。

下記でご紹介する参考書では、「スーパー過去問ゼミ」は除外しています。

また、「らくらくシリーズ」は基礎固めには良いですが、この1冊で完成するという本ではないので、最低プラスして2冊ほどやりこむ必要があります。Amazonでも値段上がっているし…

他、ミクロの計算をたくさんこなしたいマクロの経済成長理論を押さえたい人は『経済学で出る数学』に色々載っておりますので、こちらをオススメです。

経済学で使う数学に関して、基礎から書かれているので、本番で計算使う人や阪大を受験する人はやっておいて損はありません。

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ミクロ経済学のオススメ参考書【基礎・標準】

ここでは、基礎・標準・演習に分けて参考書をご紹介していきます

ミクロ経済学(基礎)

マクロ経済学の記事でもご紹介してますが、ミクロも同様に「速習!シリーズ」です。

速習シリーズの良さは、編入試験で最低限必要な知識が網羅的に集約されていて、経済学の全体像が把握できるところです(サクッと終わらせましょう)。

もちろん、らくらくシリーズでもOKです(2021年1月28日最新版発売)。

らくらくは、最新版が発売されるので、新しいものを買いましょう!旧版は値段が高騰しすぎです…

上位国立を目指す人はここは通過点ですので、なるべく早い段階で終わらせて、標準的なミクロ経済学のテキストからが本番です。

 

2020年12月7日追記

2020年12月3日に発売された入門書で「ミクロ・マクロ経済理論入門」をご紹介いたします。

created by Rinker
文眞堂
¥2,650 (2024/11/20 20:56:08時点 Amazon調べ-詳細)

読んだ感想としては、来年度受験生にはこちらをオススメしたいです。

ミクロ・マクロの経済理論に関して、必要なものがすべて載っていました。
(中ゼミのテキストでいうと、ミクロ:2学期テキスト途中まで、マクロ:夏期講習まで)

ミクロの理論に関して、ある程度この1冊で学べるんじゃないかという印象でした

グラフの画像は若干荒い感じでしたが、何やれば良いか分からないという人は「らくらく」も「速習シリーズ」の前に、こちらの1冊を手に取ってみるのも全然ありです。

参考書買うにもコスパが良い方が、みんなにとっても良いですからね!
(ただ、計算問題はゴリゴリやる必要があります)

ミクロ経済学(標準)

ミクロ経済学でご紹介するのは以下です。

・芦谷「ミクロ経済学
・奥野「ミクロ経済学
・遠山「弱点克服 ミクロ経済学
・神取「ミクロ経済学の力

編入受験生の中でも定番になっているのは、芦谷先生のミクロ経済学です。

特に、芦谷先生は神戸大の教授で、神戸大学を受験される方はこちらの参考書を使えば間違いないと思います。計算量も豊富で、無難に選ぶならこれで大丈夫。

奥野先生の本は内容的に洗練されていて簡潔明瞭に記述されています。ただ、私は院試ではこの本は使わず、別の参考書で対策しました。

私が大学院受験で使ったのは、遠山先生の『弱点克服ミクロ経済学』です。この本の良いところは演習メインで進み、計算力はかなり身につきますが、絶版?ぽいです。

また、神取先生の教え子が遠山先生で、「弱点克服」の経済学理論の説明は、神取先生の『ミクロ経済学の力』で補足されます。

なので、もし遠山先生の本を使用するなら、神取先生の本とセットで勉強することをおすすめします。

余談ですが、私が一番好きな本は、神取先生の『ミクロ経済学の力』です。ただし、この本の難点は、読み切るのに時間がかかること、演習が別冊なところです。

このように考えると、芦谷先生のミクロ経済学が一番バランスが良いと思います(ちなみ、芦谷先生も東大でした)。

ミクロ経済学の演習

ミクロ経済学の演習本となります。

「速習シリーズ」「らくらくシリーズ」を一通り学習したら、尾山・安田先生の『経済学で出る数学』をやることをおすすめします(特に阪大志望)。計算には困らないレベルになります。

私が受験で使った参考書は武隈先生の『演習ミクロ経済学』ですが、少しオーバーワークになる可能性は高いです(編入レベルならいらないかも)。

奥野先生の『ミクロ経済学演習』は昨年でたばかりで、ちょっと難易度があがりますが、一応参考にオススメしておきます。

神取先生の『ミクロ経済学の技』は、『ミクロ経済学の力』で使われている定義や公式を実際に使って問題を解くことに主眼を置いています。

正直どれ使っても大差ないです。武隈先生以外、他は全員(奥野、神取、芦谷、安田・尾山、遠山)東大出身で、内容の本質は変わらないです。

結局、どの専門書が良いの?

私が読んで面白かったのは、神取先生の「ミクロ経済学の力」です。ただ、編入試験を考えるとなんか違う気がするので、以下の3冊をおすすめとして挙げます。

・「速習ミクロ経済学」「らくらくシリーズ」(体系的に学ぶ)
・尾山・安田「経済学で出る数学」(阪大向け)
・芦谷「ミクロ経済学」(神戸大向け)
・過去問(全共通)

経済学で出る数学」は経済数学の基礎、マクロ経済学の経済成長理論の計算など、旧帝大に行きたいなら絶対にはずせない項目が随所に散りばめられています。

なお、阪大志望で統計の勉強される方は、「コアテキスト 統計学」をおすすめします。
⇒著者の大屋先生は阪大の教授で、このテキストから出題されること多々あり

また、芦谷「ミクロ経済学」は神戸大学向けと言われますが、本当にスタンダードなテキストなので、そのまま過去問につなげれば、正直問題ないです。

最後に、編入合格された有志の方が「経済学問題集」を作ってくれたのでご紹介です。

アンコウ氏による過去問をベースとした経済学問題集【マクロ・ミクロ・マーケティング】

Twitterの編入界隈には、経済学部に編入合格された方が数多くいらっしゃいます。

その中で、精力的に活動されている有志の一人がアンコウさんです。

アンコウさんは、編入の過去問をベースに経済学問題集を作成し、noteで問題集が発売されています。

私自身もこういった書籍を書こうとしましたが、断念しました(笑)
「一番最初にコンテンツを作った人がエライ!」

私はnoteの方を購入させて頂きましたが、お世辞抜きでほぼ文句なしの出来かなと思ってます。

一通り確認した限りでは、編入で出題されるマクロ・ミクロの問題はほとんど押さえられていて、かつ過去問ベースであるため、買わない理由が見当たりません。

演習問題もすべて解説がついているので、問題集パック(もしくはマクロ経済学とミクロ経済学のnote)はオススメです。
→これで本当に予備校いらずで対策ができます。

経済編入 問題集パック|アンコウ@阪大・名大経済🌸編入|note
マクロ経済学、ミクロ経済学、マーケティングが1つになったマガジンです。 単体3つで買うより、500円ほど安く購入できます。 このマガジンでぜひ合格を勝ち取ってください! ※マクロ経済学とミクロ経済学だけでいい!という方は、大阪大学経済学部編入試験対策完全版の方がおすすめです。そちらでしたら1000円お安く買うことが...
経済編入重要問題集2025 マクロ経済学編|アンコウ@阪大・名大経済🌸編入
 どうもこんにちは。アンコウ(@Ankou_transfer)です。 2年前私が出版した経済編入の問題集は多くの方に使っていただきました。 加えて、京都大・大阪大・神戸大・名古屋大・東北大・横浜国立大など多くの難関大学の合格報告をいただいております。 著者としてこれほどうれしいことはございません!! そして、今回...
経済編入重要問題集2025 ミクロ経済学編 |アンコウ@阪大・名大経済🌸編入
こんにちは、アンコウ(@Ankou_transfer)です。 まずは、この問題集を見てくださり、ありがとうございます。 この問題集は各大学の編入試験および公務員試験などの経済学の問題を収集した"編入試験の経済学"に特化した問題集です。 編入界隈における私の活動の集大成です。 私は受験生だった当時過去問を手に入れる...

本当にすべて過去問ベースで作成されていて、「アンコウさんすげえ」って思っちゃいました。

過去問整理するのも、過去問解答作るのも、その解説を作るのも、マジで途方もない作業量・作業時間なので、半端ないです!

編入合格された方々が情報発信してくれるようになり、この1~2年で経済学編入の界隈はかなりの情報で潤ってきましたので、色んな有志の方に感謝です!

終わりに:ミクロ経済学は計算力

ミクロ経済学は完全に計算力勝負です。確かに、理論問題もありますが、計算問題も出題しやすいので、必ずそれぞれの分野の計算問題を押さえる必要があります。

また、ミクロの方が明らかにマクロより時間がかかります。なので、ミクロから手をつけておくと、マクロの計算もそこまで難しく感じなくなります。

上記の参考書で間違いなく合格点は取れますので、あとは過去問を入手して対策できたら完璧です。
何ならアンコウさんの経済学問題集がちゃんと解ければ、旧帝大学まで基本受かると思います。

ネット上に落ちている編入の情報を駆使して、合格を勝ち取っていきましょう!

>>Amazonで3冊以上購入の場合「prime students」がお買い得(10%還元)です。

以上となります。参考になった方は応援もよろしくお願いします!

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