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高卒認定試験とは―「高卒」と「高認」を分かりやすく解説

中卒・高卒
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こんにちは、とし(@tyobory)です。

最近、日本では大学進学するのが当たり前となり、就職する上でも学歴がないと、とても厳しい社会となっています。そのため、

高校中退したけど、学歴をつけたい
大学に進学する方法はないかな?

という声が多数あります。そんな悩みにお答えしていきます。

基本的に手段は2つです。

  • 通信制高校を卒業して「高卒」資格をとる
  • 「高卒認定試験」に合格し、大学進学する

高校卒業の「高卒」資格と高卒認定試験による「高認」は、似ているようで全然違います。

この記事では、「高卒認定試験とは何か」を中心に解説し、「高卒」と「高認」の違いについて説明していきます。

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高卒認定試験とは―「高卒」と「高認」を分かりやすく解説

「高卒」と「高認」の違いを理解する。

「高卒」は、高校卒業すること【要件を確認】

当たり前かもしれませんが、

  • 「高卒」は、高校卒業すること

何だそれ!と思われるかもしれませんが、ただし高校卒業には要件があります。

  • 単位を74単位以上、取得
  • 高校に3年以上在籍
    ※科目免除はあります

普通の高校生の場合、スケジュール通り高校に通えば、この要件はクリアできます。

しかしよく考えると、地味にハードルは高い です。

高卒になるにも条件があり、高校にちゃんと在籍して単位を取る必要があるので、その点は注意です。

高認は、高卒認定試験に合格すること

一方、高認は高校卒業程度の学力を認定する制度です。

  • 科目を受験して、合格水準を満たせば、合格となります
    ※科目数は8~10科目、国英数理社すべてあります。
    ※受験資格は16歳以上ですが、合格の効力が発生するのは18歳以上から

簡単言えば、高校に通って単位を取る代わりに、試験を受けて「高卒程度の学力」を認定してもらおう!というシステムです。

16歳から受験が可能ですが、飛び級させないように、18歳未満の人は18歳の誕生日が来てから、合格の効力が発生するようになっています。

高認は、高校卒業程度の学力を認定するだけ「高卒」ではない

あくまで高認は学力を認めるものであって、高認を取っても「中卒」のままです。

ですから、大学進学したい場合はオススメですが、この点は正しく理解しておく必要があります。

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高卒認定試験について【試験科目・日程】

 

高卒認定試験の試験科目は、5教科8科目~10科目

高卒認定を得るには、本来高校で学ぶ科目を勉強して、試験合格する必要があります。

国語:国語(必修

語学:英語(必修

数学:数学(必修

地理歴史:世界史A、世界史B(どちらか1科目)

    :地理A、地理B、日本史A、日本史B(この中から1科目)

公民:現代社会、倫理、政治経済

  (現代社会1科目、もしくは倫理と政治経済の2科目)

理科:「科学と人間生活」の1科目+生物・物理・化学・地学のうち1科目

  :または、生物・物理・化学・地学のうち3科目

英数国は必須で、地歴・公民・理科は科目群の中から選択必修となります。
少ない人で8科目合格できれば、高卒認定が取れます。

  • 高得点は必要なく、100点中40点以上が合格点との噂

そこまで合格点は高くありません。また、認定制度として、途中まで高校に通っていれば、免除される可能性もあるので、難易度はゆるめです。

このように、高卒認定試験は落とすための試験ではないので、その点はご安心ください。

高卒認定試験の日程

高卒認定試験は、年2回行われます。

  • 8月(合格通知は9月発送)
  • 11月(合格通知は12月発送)

詳しくは、こちら(「高等学校卒業程度認定試験」)をご確認ください。

画像のように、試験は2日間行われます。出題形式は、次の通りです。

  • 問題形式:4択式
  • 問題の配点:1問4点~6点で、100点満点
  • 問題数:20問~25問程度

ほぼ4択式で、半分くらいとれば合格という感じになります。

問題は、大学入試の「共通テスト」と全く同じ形式です(共通テストを簡単にした感じです)。
(令和2年度 共通テスト問題はこちら

そのため、試験対策は「共通テスト試験」の受験勉強とほぼ同じになります。

【補足】高卒認定試験の科目勉強

高卒認定試験の科目勉強は、次の3つでいけるかなと考えています。

基本テキストはワークブック、問題集は過去問が中心です。

科目数も多いので、追加で対策するなら、間違いなくスタディサプリがお得です。
(全科目の受験勉強ができるので、もしかしたらこれだけで良いかもしれません)

高認試験はそこまで難しくないので、基礎的なテキストをやりこめばOKです。

参考程度のご紹介でした!

まとめ:どちらを目指すかは、年齢や目的次第

以上をまとめると、「高卒」か「高認」を取るのは、年齢や目的次第によります。

高認は合格しても18歳以上なるまでは使えない。合格しても「中卒」ままです。
つまり、大学進学を考えなければ、高認はあまり意味はありません。

もし、15~16歳など早い段階なら、定時制・通信制(単位制)の高校に入り直すのはアリです。
18歳以上で大学を目指している人は、「高認」の方が早くて良いです。

中卒から大学進学については、次の記事まとめましたので、是非ご覧ください。

【特修生制度】中卒から専門学校・大学に進学する方法【手段は主に2つ】
記事では、中卒から専門学校や大学に進学する方法について考察しています。手段は2つで、①高卒認定を受けること、②通信制大学の特修生制度を活用することです。通信制大学には特修生という制度があり、高卒・高卒認定がなくても大学進学できるシステムがあります。

まずは、色々制度を調べて、知るということが大事だと思うので、このサイトを色々参考にしてみてください。

以上となります。参考になった方は応援よろしくお願いいたします。

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