こんにちは。とし(@tyobory)です。
通信制大学に進学した学生で次のような悩みを抱えている人がいると思います。
私は通信制大学に2年間を通い、他大学に編入して大学を卒業しました。
本記事を読んで分かることは、以下のことです。
1.通信制大学の人が就職で不利だと思う理由
2.通信制大学の人は本当に就職活動のとき不利なのか
3.通信制大学の人が就職活動で有利になるには
私自身は、通信制大学出身がマイナスだと思ったことはありません。むしろ、プラスになる条件もたくさんあります。
本記事では、通信大学の就職活動は本当に不利になのか、また就職できない理由を考察し、どうしたら最終的に有利に進めることができるかを掘り下げていきます。
通信制大学は就職に不利なの?
不利?
通信制大学の人が就職で不利だと思う理由
ここで、通信大学の学生は就職活動で不利ではないと言ったとしても、「イヤイヤ、それは…」と思う人が多いのではないでしょうか。
理由は以下です。
① 通信大学はほぼ全入なので、Fラン以下
② 通学と通信とでは卒業に差がある
③ そもそも就職活動の場でネガティブに捉えられる
残念ながら、入試に関しては出願すれば合格できるので、この点は事実です。
③は、完全に学生の思い込みです。もうちょっと、詳しくみていきましょう。
Q1.通信制大学は全入でFラン以下(だけど卒業は激ムズ)
事実として、通信制大学は志望理由書や課題図書の小論文の提出など、入学試験があるとはいえ、基本的に合格です。
「通信大学 就職 できない」ってキーワード検索すると、Yahoo!知恵袋の質問がたくさん出てきますが、大半の質問者は入学前の人や入学したての人です。
正直、普通に就職できます。ただし、卒業できるなら。
通信大学の卒業率は、日大の場合、4年間ストレート卒業は10~15%くらいです。
通信制大学に関して、入学前から就職について考えることは、本当にナンセンスです。
就職よりもまずは単位が取れるかどうかを心配した方が良いです。
通信高校の感覚で進学すると、間違いなく退学します。
正直、通信大学を卒業できる人はキッチリ勉強を積み上げられる人間なので、職にありつけます。
Q2.通学と通信、卒業に差がある(能力にも差がある)?
通信制大学であれ卒業すれば、大学卒業の「学士」が与えられるので、同じ大卒扱いです。
基本的に通学か通信の卒業に差がなく、気にする必要はありませんが…
卒業しやすい通信大学は、大学教育の本質から相当ズレていて、高校レベル以下のところが結構あります。なので、卒業する通信大学により、能力差はあることも理解しておくと良いです。
結果、不利というよりも、単に能力的な差により就職活動が上手くいかないことがあります。
Q3. そもそも就職活動の場でネガティブに捉えられる?
この点に関して、誤解があります。
人事はネガティブ評価というよりも、そもそも通信制大学について良く分かっていないのが現状です
よく考えれば、普通の大学を卒業した人が多い中、通信制大学を卒業しているほうが珍しいです。
人事の人が、通信大学の実態を知っていることの方がまれです。
通信大学の学生が就職活動をする場合、しっかり勉学を積み上げたことをPRすることが大事です。
そうでないと、世間のイメージ通り「通信=簡単」と思われてしまい、就職活動を不利に進めてしまう可能性があります。
せっかく、ごく普通の大学生よりも頑張っているのに、努力をムダにしないようにしましょう。
補足:一定の通信大学を卒業すれば、マーチ以上の能力はある(実体験)
一定の通信大学を卒業すれば、マーチ以上の能力はあります(実体験)
正直、私は日大通信にいて、マーチレベル(明治・青学・立教・法政)に編入しましたが、日大通信のほうがはるかに単位を取るのが大変でした。普通の大学生はこんなに簡単に単位が取れるの?と思ってしまいました。
他の通信大学は分かりませんが、ある一定の通信大学を卒業できる人は、マーチレベルの能力はあります。
有利・不利にするかは自分次第なので、自信をもって大丈夫です。
結論:通信大学卒業でも不利ではない
結局、通信制大学を不利だと思うのは、学生自身が就職活動に不利だと思っているからです。
もちろん、大企業によって学歴フィルターで足切りしている企業もありますが、最終的にはその人の能力です。
自分自身のスキルや強みを最大限プレゼンし、自分の可能性を提示していきましょう!
通信制大学の学生が就職できない本当の理由
就職できない理由は大学生活にある
理由は以下の3つです。
1.大学では単位を取ること・卒業することが目的となる
2.学外活動・サークル活動がない
3.就職センターを活用できない
通信大学に通っている学生は、効率的に単位取ることが目的となってしまい、大学生活と呼べるものがなくなってしまうことです。
実際、私も単位をとるために、マシーンと化してました。また、サークル活動も限定的で、就活でもとくに書けるものがなく、マジで絶望しました。
また、通信制大学の場合、地方出身者も多いので、色々条件が厳しいと思います。
そのため、通信大学生は何かしらの対策を打たなければなりません。
就活を有利に進めるには、資格やスキルを身につけること
最近の企業の求人として、総合職から専門職の傾向が強いです(ゼネラリスト⇒スペシャリスト)。
一番手っ取り早いのは専門知識や専門スキルを身につけることです。
・簿記会計→会計事務所・経理
・プログラミングスキル→IT企業
・介護福祉系→福祉施設
この辺りは、本気で人が足りていないので、すぐ就職が見つかります。ただし、簿記・会計や介護福祉系は資格ありきで、資格をとるまで薄給(特に介護福祉)。
IT系の中でも、SE(システムエンジニア)は供給不足で、今後この業界を目指す人は増えるので、思い切ってこの業界に飛び込むのもあり。
私も、会計系を目指しましたが、資格取ったら即内定とかザラにあったりと、専門職はすぐに仕事に直結します。
サークル活動ではないが、やることないなら「ブログ」がおすすめ
私はこのブログを今年の5月から始めましたが、ブログで色んなスキルが身につきます。
・プログラミングスキル
・ツイッター・インスタなどのSNS発信
・マーケティング
・コンテンツ制作
・ライティング
Twitterではブロガーがかなりいて、オンラインサロンなど活動の輪が広がりつつあります。
また、このブログを見渡してもらって分かるように、ざっくり上記のスキル要素が各所に散りばめられています。
正直、私は本当にプログラミング初心者で、今でもよく理解してませんが、現行のテンプレートでここまで仕上げることができます。
このようなブログ活動も、就職活動でPRできる要素であると割と真面目に考えています。
私のブログは、wordpressというもので運営してますので、興味のある方は下記記事をご覧ください。
おわりに:通信制大学の学生は、就職に悩む必要はありません
就職事情はここ10数年で大きく変化しました。
以前は超安泰だったメガバンクも、Fintechの発達に伴い、人員整理が進められています。
地銀も息していません。東芝は?メモリ事業を売却。Sharpは?鴻海に買収されました。
正直、どこに就職しても安定・安全と呼べるものはなく、今はトレンドに乗ることが大事です(IT系に飛び込んだり、医療機器・ヘルスケアも日本の生命線です)
需要があるところに、自分の身を置く(ポジショニングする)ことが、現在の就活で最も大事なことかと存じます。
以上、「通信大学生の就活」不利になる?→なりません!でした。
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