こんにちは、とし(@tyobory)です。
2019年は、NHKから国民を守る党が躍進した年で、良い意味でも悪い意味でも日本の民主制に影響を与えています。
その活動の中心となっているのが、立花孝志氏のYoutube活動であり、インフルエンサーとしても拡散力があります。
しかし、最近、過激なことがGoogle規約に抵触したとしてYoutubeの収益化停止など、行き過ぎた行動も目にするようになり、一つの疑念が生まれました。
このやり方って、いわゆる「カルト?」って感じることもあります。
戦前のナチスドイツも一種の「カルト帝国」と揶揄されるように、国家政権を握り逆らうものを弾圧していきました。
本記事では、カルトの定義から考察し、立花孝志氏をリーダーとするNHKから国民を守る党のカルト性について掘り下げていきます。
【立花孝志氏】カルトとは?NHKから国民を守る党のカルト性【カリスマ的指導者】
N国党のカルト性…
そもそも「カルト」とは何か?
カルトは、よく怪しい宗教団体と別称で使われますが、実は違います。
カルトは、ラテン語で「崇拝」や「儀礼」を意味するcultusを語源とし、カリスマ的指導者を中心とする小規模で熱狂的な信者の集まりを指す
そして、カルトは「人権侵害と違法行為」がその本質だとされています。
スティーブン・ハッサン『マインド・コントロールの恐怖』では、「宗教カルト」のほか「政治カルト」、「商業カルト」(マルチ商法)、「教育カルト」(自己啓発セミナー)など、カルトを細分化しています。
そのため、カルトに明確な定義はないが、「違法行為や人権侵害を行なう精神性の強い集団」と評することができます(詳しくは「カルトの定義をめぐるあれこれ」ご参考ください)
カルト性①:立花孝志氏はカリスマ的指導者(リーダー)
マックス・ウェーバーは、カリスマの支配を次のよう定義しています。
カリスマ的支配とは、「特定の人物の非日常的な能力に対する啓示力や英雄性に対する崇拝」とし、そのカリスマ的資質に絶大の信頼を置いて服従・拠り所とされるもの
カリスマ的支配を分類した中に、政治カリスマ、さらには「雄弁カリスマ」があり、人々を非日常的な状態に誘いこむ性質があるとも、ウェーバーは述べています。
立花氏の「NHKをぶっ壊す」というワンイシューも、本来ありえないはずなのに、本当に実現できると思わせる雄弁さがあります。
さらに、Youtube上で非日常的状態を体験できるところに、N国党・立花氏にはカリスマ的指導者(リーダー)の素養があると言えるでしょう。
カルト性②:立花孝志氏を中心とする「熱狂的な信者の集まり」
カルトの性質のもう一つは、「小規模の熱狂的な信者の集まり」であり、N国党も立花孝志氏を中心として熱狂的な有権者が集まっています。
現在(2019/11/14)では、チャンネル登録者数は53万人を超え、政治家YouTuberの地位を確立してます。
上記のカリスマ的支配には、善悪の価値判断は自由とされ、大衆を動かす原動力を持っています。
そして、何より立花氏の歯向かう者があれば、「人権侵害や違法行為」を辞さないというところにカルトの性質すべてが備わっています。以下、カルトの観点から、立花氏の行動を考察します。
【N党】立花孝志氏のカルト的行動を考察
立花孝志氏のカルト的行動を考察
カルト的行動①:刑罰がなければ違法行為をやってもいい【反社会性】
参議議員当選後にAbemaTVに出演したとき、タイトル通りの発言をしています(ツイート動画参照)。
今なら貼れそうな気がする。
N国党の立花代表「刑罰がなければ違法行為をしてもいい」 pic.twitter.com/PMgdD4AqcG
— だい(右も左も反新自由主義になろう) (@ds_pharma) September 14, 2019
カルトは「特定の宗教の価値観」に基づくものではなく、こうした「違法行為」を助長するものこそ、反社会的でカルト的行動なのです。
カルト的行動②:マツコ・デラックスさんと東京MXテレビへの突撃【異常性】
立花孝志氏がマツコ・デラックスさんと東京MXテレビへ突撃したことは記憶に新しいはずです。
マツコを被告とした原告1万人の集団訴訟の準備を着々と進めており、先日配信されたYouTubeの動画では、訴訟のため、債権管理専用の会社を設立する準備に入ったことが報告され、最終通知を行った。
確かに、マツコ氏の発言と東京MXテレビの対応がマズかったものの、毎週、業務妨害にも問われかねないテレビ局への突撃も異常でした。
N国党と立花孝志氏に同意すれば攻撃しないが、反対・批判する人々を執拗以上に徹底して叩く、追い込むのは、人権侵害にも触れかねない異常性を備えています。
カルト的行動③:二瓶文徳氏への脅迫【恐怖心】
二瓶文徳氏の離党をめぐり、二瓶氏より被害届が出され、それに対するコメントが以下です。
「25歳の二瓶文徳はこれからもね、徹底的に叩き続けますから。オレ、奥さん、この子のお母さんも彼女も知ってますよ。徹底的にこいつの人生を僕は潰していきますからね。二瓶親子、特に息子、覚悟しとけ。許さんぞ、ボケ」(YouTubeに動画は削除されている)
この件も発端は二瓶文徳氏にありますが、この件で立花孝志氏は事情聴取を受けることになり、参議院議員を辞めています(直接の影響はないとしても…)
こういった、相手に恐怖心を植え付ける行動もまた、カルト的行動といえます。
おわりに:どのように傾倒するかが分からない、それがN国党
以上のように、N国党・立花孝志氏は、これまで反社会性・異常性・恐怖性を持った行動をとっており、カルトまたはカルト的であるため、少し注視する必要があります。
ただ、行動の根源は、まず最初に相手側に非があることも事実なので、このまま既得権益のみをぶっ壊してくれることを期待しているのも事実です。
以上、NHKから国民を守る党と立花孝志氏のカルト性についてでした。
以上、なるほど思った方は、応援のほどよろしくお願いします!
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