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【大学編入】独学で攻略!「ミクロ経済学」の出題範囲と対策

こんにちは、とし(@tyobory)です。

経済・経営系の編入試験では、試験科目で「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」が出題されます。

ブログでは、経済学部の編入試験で出題範囲ついて全て公開していきます。

「ミクロ経済学」のオススメ参考書について、以下の記事をご参考ください

【大学編入】経済学部編入で使える参考書②【ミクロ経済学編】
大学編入(経済学部編入)で使えるミクロ経済学の参考書をご紹介しています。この記事を見れば、志望大学のレベルごとに使うべき専門書が分かり、独学での勉強に迷うことがなくなります。

今回は、編入試験の「ミクロ経済学」について出題範囲を掘り下げていきます。

全体を概観したい人は、目次をご確認ください。一気に羅列します。

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ミクロ経済学(編入試験対策)

敵を知る。

消費者行動(消費者理論)

ミクロ経済学において消費者・生産者の行動が基本となっています。

ミクロ経済学では消費者・生産者ともに合理的行動をするという仮定のもとに経済理論が構成されています。

効用関数と無差別曲線(消費者行動)

  1. 限界効用 ($\small MU$)
  2. 無差別曲線の特徴
  3. 限界代替率 ($\small MRS$)
  4. 特殊な無差別曲線(レオンチェフ型・線形型):出題頻度は低い
【ミクロ経済学】限界効用とは何?【グラフと数式で図解】
限界効用理論は、「近代経済学」を勃興させた重要概念で、特に限界概念は「マクロ経済学」・「ミクロ経済学」でも頻出です。ミクロ経済学で「需要と供給」と同じくらい大事なので、「限界」概念を正しくマスターして、学習を進めていきましょう。
【ミクロ経済学】無差別曲線とは?4つの性質を理解【図解】
こんにちは、とし(@tyobory)です。 ミクロ経済学の「効用関数と無差別曲線」の第2回です。 目次:効用関数と無差別曲線(消費者行動) 限界効用 ($\small M...
【ミクロ経済学】限界代替率とは?【MRSを理解する】
ミクロ経済学の限界代替率についてです。限界代替率は英語で「Marginal Rate of Substitution」の略で、MRSと呼ばれます。限界代替率を理解するには、限界効用・無差別曲線の理解が必須となります。

予算制約線と効用最大化(消費者行動)

  1. 予算制約線:$\small p_1x_1+p_2x_2=I$(所得)
  2. 予算制約線の変化(代替効果、所得効果)
  3. 最適消費点の導出
  4. 効用最大化条件($\small MRS$=$\small \frac{MU_1}{MU_2}$=$\frac{p_1}{p_2}$)
【ミクロ経済学】予算制約線と最適消費計画【効用最大化を理解する】
こんにちは、とし(@tyobory)です。 今回からミクロ経済学のトピックは「予算制約線と効用最大化」です。以下、全体の目次です。 目次:「予算制約線と効用最大化(消費者行動)」 予算...

所得の変化と需要量の変化(消費者行動)

  1. 上級財(奢侈品・必需品)・中級財・下級財(ギッフェン財)
  2. 所得消費曲線・エンゲル曲線
  3. 需要の所得弾力性
【ミクロ経済学】所得の変化と最適消費【上級財・下級財・需要の所得弾力性】
所得が増加して予算制約線がシフトしたとき、上級財・下級財という財の性質により、財の需要量は変化します。消費財が上級財か下級財かを調べるとき、需要の所得弾力性で判断します。本記事では、所得変化による最適消費点の変化を確認します。

価格の変化と需要量の変化(消費者行動)

  1. 代替品・補完財
  2. 価格消費曲線
  3. 価格効果→代替効果・所得効果
  4. 需要曲線の導出・補償需要曲線
  5. 需要の価格弾力性($\small ε_d$)
【ミクロ経済学】価格の変化と最適消費【需要法則・需要の価格弾力性・ギッフェン財】
財の価格が変化すると、予算制約線は変化し、財の需要量に影響を及ぼします。本記事では、財の需要と価格の関係について学ぶとともに、需要法則・ギッフェン財・需要の価格弾力性についてまとめています。
【ミクロ経済学】代替効果と所得効果【スルツキー分解を理解】
本記事では、ミクロ経済学の代替効果と所得効果について解説しています。財の価格変化により、需要量が変化し、無差別曲線はシフトします。また、この2つの概念より「スルツキー分解」についても考察していきます。

労働供給量の決定(消費者行動)

  1. 労働の予算制約線(労働と余暇)
  2. 最適労働の決定
  3. 労働供給曲線の導出(屈曲型)
【ミクロ経済学】最適労働供給の決定【予算制約式と屈折労働供給曲線】
本記事では、ミクロ経済学の最適労働供給について解説しています。最適労働供給は余暇と労働の決定理論で、予算制約線の傾きは実質賃金と等しくなります。また、名目賃金の上昇により労働供給は変化し、労働供給曲線は一般的に屈折した曲線になることが知られています。

異時点間の消費(消費者行動)

  1. 異時点間消費の予算制約線(現在の消費と来期の消費:$\small C_1$ , $\small C_2$)
  2. 最適消費(利子と借入)
【ミクロ経済学】異時点間の最適消費計画【予算制約線と公式】
本記事では、異時点間の最適消費計画について、予算制約式を定式化し、現在の消費と将来の消費に分けて最適消費点を確認します。また、貯蓄する場合、借入する場合、利子率が上昇した場合に分けて、グラフにより図解しています。

生産者行動(生産者理論)

次は、生産者の立場の経済理論について触れていきます。

生産者は利潤が最大化されるように、資本と労働を投入していきます。

利潤関数・生産関数(生産者行動)

  1. 総収入($TR$)・総費用($\small TC$)
  2. コブ=ダグラス型生産関数($\small Y=L^αK^{1-α}$)
  3. 労働の限界生産力($\small MP_L$)
  4. 資本の限界生産力($\small MP_K$)
  5. 技術的限界代替率($\small MRTS$)
  6. 規模の経済・規模の不経済
【ミクロ経済学】生産関数と総費用【限界生産力と総費用曲線】
本記事では、生産関数を定義し、総費用曲線を導出していきます。生産関数はS字型の生産関数を図示し、可変費用曲線を導出します。最終的には、総費用曲線は逆S字型の曲線として示されます。
【ミクロ経済学】等量曲線と等費用曲線【費用最小化と技術的限界代替率】
本記事は、生産者理論の等量曲線と等費用曲線についてまとめています。また、この2つの曲線を使って、技術的限界代替率を定義し、費用最小化条件について理解することを目的としています。
【ミクロ経済学】規模に関する収穫一定・逓増・逓減【生産要素】
本記事は、規模に関する収穫一定・逓増・逓増についてまとめています。企業の生産活動において、生産要素を変化させたとき、生産量はどのくらい変化するのか考察します。また、規模に関する収穫一定は1次同次関数として知られます。

利潤最大化(生産者行動)

  1. 利潤最大化条件 ①$\small P=MC$(完全競争市場) ②$\small MR=MC$ ③$\small MP_L$=$\small \frac{w}{p}$、$\small MP_K$=$\small \frac{r}{p}$)
  2. 限界収入・限界費用
【ミクロ経済学】企業の利潤最大化と最適生産【限界費用・限界収入・限界利潤】
こんにちは、とし(@tyobory)です。 ミクロ経済学第9回テーマは「企業の利潤最大化と最適生産」です。 第8回では、生産関数から逆S字型の総費用曲線を導出し、総費用曲線に基づき企業の利潤最大化...

費用曲線と供給曲線(生産者行動)

  1. 総費用($\small TC$)・可変費用($\small VC$)・固定費用($\small FC$) ($\small TC:Tatal\;\;Cost VC:Variable\;\;Cost FC:Fixed\;\;Cost$)
  2. 限界費用・平均費用・平均可変費用 ($\small MC:Maginal\;\;Cost\;\;AC:Average\;\;Cost\;\;AVC:Average\;\;Variable\;\;Cost$)
  3. 総費用曲線
  4. 損益分岐点・操業停止点($\small MC=AC$、$\small MC=AVC$)
  5. 短期供給曲線と長期供給曲線
  6. 供給の価格弾力性
【ミクロ経済学】生産関数と総費用【限界生産力と総費用曲線】
本記事では、生産関数を定義し、総費用曲線を導出していきます。生産関数はS字型の生産関数を図示し、可変費用曲線を導出します。最終的には、総費用曲線は逆S字型の曲線として示されます。
【ミクロ経済学】企業の利潤最大化と最適生産【限界費用・限界収入・限界利潤】
こんにちは、とし(@tyobory)です。 ミクロ経済学第9回テーマは「企業の利潤最大化と最適生産」です。 第8回では、生産関数から逆S字型の総費用曲線を導出し、総費用曲線に基づき企業の利潤最大化...
【ミクロ経済学】MC曲線・AC曲線・AVC曲線【限界費用・平均費用・平均可変費用】
本記事では、ミクロ経済学のMC曲線・AC曲線・AVC曲線についてまとめています。これらは、限界費用曲線、平均費用費用曲線、平均可変費用曲線と呼ばれ、損益分岐点と操業停止点の導出に使われます。

費用最小化(生産者行動)

  1. 等費用線(消費者理論でいう予算制約線)
  2. 等量曲線(消費者理論でいう無差別曲線)
  3. 費用最小化条件
  4. 費用関数:$\small TC=wL+rK$
  5. 短期費用関数($\small STC$)、長期費用関数($\small LTC$)
  6. 要素需要関数:LとKの関数
【ミクロ経済学】等量曲線と等費用曲線【費用最小化と技術的限界代替率】
本記事は、生産者理論の等量曲線と等費用曲線についてまとめています。また、この2つの曲線を使って、技術的限界代替率を定義し、費用最小化条件について理解することを目的としています。

完全競争市場と余剰分析

需要曲線と供給曲線による市場分析です。

完全競争市場と均衡

  1. 完全競争市場の4つの条件
  2. 均衡価格・均衡取引量
  3. 個別需要(供給)曲線と市場需要(供給)曲線の導出
  4. 需要(供給)曲線のシフト
  5. ワルラス的調整過程・マーシャル的調整過程
  6. クモの巣調整過程
【ミクロ経済学】完全競争と市場均衡【総余剰・消費者余剰・生産者余剰】
本記事では、完全競争と市場均衡、そして総余剰・消費者余剰・生産者余剰についてまとめています。市場均衡は市場全体の需要と供給が一致する点で決定され、完全競争市場において総余剰が最大化されます。
【ミクロ経済学】マーシャル的調整過程・ワルラス的調整過程【クモの巣理論】
本記事では、市場の不均衡の調整として、マーシャル的調整・ワルラス的調整、そしてクモの巣理論による調整についてまとめています。マーシャル的調整は数量調整、ワルラス的調整は価格調整、クモの巣理論はその両者を使って調整過程を考えます。

余剰分析

  1. 総余剰・消費者余剰・生産者余剰
  2. 厚生損失(死荷重)
  3. 数量規制・価格規制・従量税・従価税による死荷重
【ミクロ経済学】完全競争と市場均衡【総余剰・消費者余剰・生産者余剰】
本記事では、完全競争と市場均衡、そして総余剰・消費者余剰・生産者余剰についてまとめています。市場均衡は市場全体の需要と供給が一致する点で決定され、完全競争市場において総余剰が最大化されます。
【ミクロ経済学】余剰分析と補助金政策・最低賃金政策・低価格維持政策
本記事は、余剰分析の応用として、補助金政策・最低賃金政策・低価格維持政策の3つを取り扱っています。企業に補助金が与えられる場合、労働者の最低賃金が引き上げられた場合、生産者の製品が低価格で販売される場合など、政府が市場に介入することを考えます。

市場の失敗

市場の失敗にも様々な種類があります。

それぞれを整理して覚えておきましょう。

外部性(市場の失敗)

  1. 外部経済・外部不経済
  2. 社会的限界費用・私的限界費用
  3. 限界損失
  4. コースの定理

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公共財(市場の失敗)

最近はまた出題されるようになりましたので、大事です。

  1. 公共財の定義(純粋公共財・準公共財・私的財)
  2. 消費の非競合性、消費の非排除性(フリーライダー)
  3. 限界便益曲線(公共財の需要曲線)
  4. サミュエルソン条件
  5. リンダール均衡

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不完全競争市場(市場の失敗)

  1. 独占
  2. プライス・メーカー
  3. 独占企業の利潤最大化
  4. 複占理論
  5. クールノー・モデル/反応曲線
  6. シュタッケルベルク・モデル(リーダー・フォロワー)
  7. 共同利潤最大化
【ミクロ経済学】不完全競争と独占理論【プライスメーカー:価格支配力】
本記事は、独占理論を中心に不完全競争市場について概観します。独占企業の場合、市場に対して価格支配力があり、その結果として独占利潤とともに死荷重が発生します。また、独占理論の計算問題も記事の中にまとめています。
【ミクロ経済学】クールノー均衡・シュタッケルベルク均衡【複占理論】
本記事では、複占理論のクールノー均衡とシュタッケルベルグ均衡についてまとめています。複占理論では2社間の競争を想定し、同時手番で最適反応する状態とリーダーとフォロワーのように市場に優位差がある2段階ゲームについて解いていきます。

費用逓減産業(市場の失敗)

  1. 費用逓減産業(自然独占)
  2. 費用逓減産業に対する規制
  3. 限界費用価格形成原理
  4. 平均費用価格形成原理 ※二つの価格規制について、メリット・デメリットを覚える

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情報の非対称性(市場の失敗)

  1. 逆選択(逆淘汰)
  2. モラルハザード

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厚生経済学

最近の計算で「競争均衡の価格比を求めよ」という出題が度々見られますので、要チェック。

  1. エッジワースのボックス・ダイアグラム
  2. パレート最適・パレート改善・契約曲線
  3. 厚生経済学の第一定理・厚生経済学の第二定理
  4. 生産可能性フロンティア・限界変形率
  5. コア理論・コア配分

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ゲーム理論

最上位校では最頻出の分野。

クールノー・シュッケルベルク均衡、パレート最適、すべてナッシュ均衡につながります。

  1. プレイヤー・戦略(最適応答戦略)
  2. 囚人のジレンマ
  3. ナッシュ均衡(パレート最適)
  4. 支配戦略

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期待効用仮説

  1. 不確実性
  2. 期待効用
  3. 危険回避型・危険愛好型・危険中立型
  4. リスクプレミアム

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金利計算

  1. 割引現在価値(クーポン債)
  2. 利子率・割引率(割引因子)・クーポンレート
  3. 複利計算
  4. コンソル債
  5. 株価と配当 ※最近、阪大でも出題されています。

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国際貿易

  1. リカードの比較生産費説
  2. 絶対優位・比較優位
  3. ヘクシャー=オリーンの定理
  4. 貿易における総余剰

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これが「ミクロ経済学」の試験で出る出題範囲です

大事なのは計算。やりまくるしかない。

ミクロ経済学の勉強方法

以上が大学編入の「ミクロ経済学」で出題される範囲です。

私の経験談だと、ミクロとマクロの勉強比が8:2くらいで、ミクロを勉強してました。

マクロは計算パターンがワンパターンなのと、公式に値を代入するだけでわりと解けます。

一方で、ミクロの場合、いちいち式を立てて、計算しなければならなく、圧倒的に時間がかかりました。

なので、ミクロの計算は早めに手をつけて、数式(経済数学)に慣れる必要があります。

オススメの参考書は「経済学で出る数学」

これは、最上位校を受験する人はやるべきです。まじで計算力がつきます$\\$

とくに、著者の安田先生は阪大の先生で、それっぽい問題がここから出題されていました。$\\$

今後、この本を中心にミクロの問題が出題されることは多々あると思います。$\\$

私的には、一番熱い本です。

終わりに:ミクロは計算ゲーム

「ミクロ経済学」はどれだけ計算量を積んだかにより、その出来が決まります。

基本は上の項目になりますので、できれば順々にこなしていってください。

やれば、きっといい未来がまっています。未来は僕らの手の中。

以上となります。参考になった方は応援よろしくお願いします!

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