こんにちは、とし(@tyobory)です。
2019年11月7日、東京証券取引所は、クラウド会計サービスを提供するfreeeのマザーズ上場を承認しました。
会社名にもなっていますが、freeeはクラウド会計ソフトのことであり、クラウド上で自動会計処理・決算書の作成を行ってくれるクラウドサービスです。
本記事では、東証マザーズに上場したfreee株式会社とは、どういう会社なのか確認し、クラウド会計サービスについて詳しく掘り下げていきます。
【マザーズ上場】freee株式会社とは?クラウド会計ソフト「freee」を徹底解説
freeeとはどういう会社?
マザーズに上場した、freee株式会社とは?
freee株式会社は、クラウド会計サービスを提供している会社で、クラウド会計ソフト「freee」が一番の主力サービスとなっております。以下、会社概要です。
会社名 設立 資本金 従業員数 |
本社住所 支社 営業所
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freee株式会社は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、人工知能(AI)技術を使った最先端の機能開発や金融機関との連携により、バックオフィス業務効率化のソリューションの提供を目的としています。
このように、freee株式会社は、単なるクラウド会計サービスを提供しているだけでなく、ITエンジニアリング企業として成長している会社です。
クラウド会計ソフト「freee」とは?
クラウド会計ソフト「freee」は、日々の会計処理を効率的に行うことを目的としたクラウドサービスのことで、会計に関するあらゆる手間を省こうという気合が感じられます。
一番の特徴は…
- AIによる自動会計処理
- 請求書の作成
- 決算書・確定申告書の作成
- 法人設立・個人事業主の開業書類作成
- スマホで申告までできる手軽さ
クラウド会計「freee」では、例えばスマホでレシートの写真を撮って登録すると、AI画像認識により、レシートの情報を読み取り、勘定科目の選定・仕訳を行ってくれます。
なので、会計の知識がなくても、自動仕訳により帳簿作成、そして最後の決算書や確定申告書まで、自動的に作成することが可能となります。
最近では、フリーランスで働く活躍の場が増えてきており、経理の処理をどうしよう!という方がたくさんいると思います。
以前のように、税理士事務所に依頼してというパターンはもう古いです。クラウド会計サービスのほうが費用も安く、業務効率も飛躍的に上がりますので、初めて知った方は一度使ってみることをオススメします。
freee株式会社の「freee」以外のクラウドサービス「人事労務freee」
freee株式会社は、会計ソフト「freee」以外にも、給与計算や勤怠管理、労務管理の課題を解決する「人事労務freee」というサービスがあります。
「人事労務freee」の特徴は…
- 勤怠・従業員データから給与や税金を自動で計算
- 給与明細作成・配布もワンクリックで操作
- 年末調整や算定基礎、労働保険の年度更新
- 勤務時間の集計や残業代の計算(法人に必要な法定三帳簿に対応)
人事労務freeeでは、給与計算の知識がなくても、給与や税金の計算が可能となり、かつペーパレスで年末調整の作業をラクに済ますことができます。
給与計算のミスをなくし、労務管理リスクを減らすだけでなく、人事労務管理コストを最小限にできます。今なら無料お試し実施中なので、給与計算に悩んでる方は下記のURLからお試しあれ。
freee製品の一覧(お試しは無料)
【1】会計freee(個人事業主向け):「最も簡単」な確定申告サービス<お試し無料> 【2】会計freee(法人向け):経理がもっとラクになるクラウド会計ソフト<お試し無料> 【3】人事労務freee(法人向け):給与計算から労務管理まですべて解決<お試し無料> 【4】会社設立freee(法人向け):面倒な会社設立書類を5分で作成<無料> 【5】開業freee(個人事業主向け):個人事業の開業書類を5分で作成<無料> |
【freee以外もある?】クラウド会計サービスを比較解説【3社押さえればOK】
クラウド会計の大手は3社
クラウド会計サービスを提供している3社
クラウド会計サービスを提供している会社の中で、大手は以下の3社となります。
これからクラウド会計を導入しようと考えている人は、この3社を覚えておけば間違いないです。freee以外に、弥生会計とMF(マネーフォワード)というクラウド会計があります。
ぶっちゃけ、製品自体どこも変わらないので、自分の利用に合わせて選択するのがベストです。それでも、少しずつ特徴が違いますので、その点ついてさらに掘り下げていきます。
【クラウド会計①】弥生会計オンライン【売上実績20年連続No.1】
弥生会計(やよい会計)は、売上実績20年連続No.1で、二人に一人(57.3%)が弥生会計を使い、ユーザー登録は170万人を突破したとのことです。以下、特徴です。
やよい会計の大きな特徴の一つは、白色申告のオンライン版は永久無料で提供されているところです。また、青色申告のオンライン版は初年度無料であり、お得感半端ないです。
もちろん、売上実績20年連続No.1は伊達ではなく、初めて確定申告する人向けに、カスタマーサポートセンターが相当充実しています(常時電話・メールのサポート体制)
弥生会計は、スモールビジネスをやっている個人事業主向けなイメージで、とりあえず確定申告が急に必要になった!という人なら、「弥生会計 オンライン」がオススメです。
【クラウド会計②】MF(Money Foward:マネーフォワード)【業界No.2】
MF(マネーフォワード)はクラウド会計業界No.2の会社で、できることはfreeeや弥生会計と大差はありません。むしろ、会計ソフトとして若干見劣りする面はあります。
しかし、MF(マネーフォワード)の一番の強みは、連携管理システムです。
- クラウド会計
- クラウド請求書
- クラウド労務・勤怠
- クラウド経費(レポート)
経理や人事労務などバックオフィスに関するデータをクラウドで連携し、業務の自動化を実現し、経営の見える化が上手い会社となっています(下図)。
このようにみると、スモールビジネスの中でも、比較的中規模の会社(10人~20人程度)だと、マネーフォワードの強みがより生かせたバックオフィス管理できると思います。
もちろん、freeeや弥生会計と同様に、クラウドの確定申告・給与計算など一式揃っています。
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以上、弥生会計が個人向けであるならば、マネーフォワードは小中規模法人向けのテイストとなっています。
おわりに:freeeをはじめ、クラウド会計が現代の潮流
ここ最近、働き方改革や働き方の多様化に伴い、フリーランスで働く人が増加し、ますますスモールビジネスを対象としたクラウド会計の重要性が高まっています。
結局、どのクラウド会計ソフトが良いかという議論がありますが、私なら「freee」を選びます。理由は、シンプルでみやすく、使いやすいからです。
また、freee株式会社には、面白そうなアプリケーションを開発してくれそうな期待感があり、上場後の動向も目が離せないです。
以上となります。参考になった方は応援のほどよろしくお願いします!
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