こんにちは、とし(@tyobory)です。
ブログ更新51日目です。
税理士試験を受験したことがある人なら分かると思いますが、税理士試験って本当に鬼畜な試験ですよね。
実際、科目合格率が15%のものを5つ集めるって結構エグイ事だと思います。
私は、科目合格による税理士試験合格は諦めてますが、もし税法科目が1科目でも合格しているなら、大学院での税法免除をおススメします。
本記事では、これまで大学院の進学指導をしてきた経験から、科目免除のために大学院に進学する方法をまとめたいと思います。
【税理士試験】科目免除のための大学院進学
科目免除までの流れ(会計免除と税法免除)
税理士試験科目について、大学院に進学して研究することで、科目免除ができます。
科目免除までのフローは以下となります。
詳しく知りたい人は、国税庁のHPをご覧ください。
税理士試験科目の免除のために大学院進学する
科目免除を受けるためには、大学院に進学する必要があります。
でも、どこの大学院でこういった免除ができるの?
結論、上位大学以外ならどこでもやってるぜ!
そうなんです。ぶっちゃけ、大学院のランクというより指導教授が税理士の科目免除について理解があるかが重要です。
上位大学に行けば行くほど、研究色が強くなるため、好まれない傾向はあります。
それでも、MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)レベルなら全然やっています。
また、研究科は法学研究科、商学研究科、経済学研究科がメインですが、政策学研究科でもやっていたりと、研究科は大学院によりけりです。
大学の名前を選びたい人もいますが、Fランの大学院の方がかえって指導体制が充実していることも多々あります。
そのため、結論はどこの大学院でも科目免除のための指導は受けられるよーってことです。
修士学位論文の提出
税理士試験の科目免除を受けるためには、国税庁に修士学位論文の提出が必要になります。
これは、大学院を卒業した後に、科目免除の申請することになります。
割とみんな、卒業してすぐ4月1日に出しています。
ちなみ、MBAとかの修論に代わるリサーチペーパーではダメです。
なので、ある分野についてがっつり研究して、修士論文を書き上げていきます。
科目免除は、会計学でも税法でもどちらでも受けられます
会計免除を受けたい場合には、会計科目(簿記論・財務諸表論)について、税法免除なら、租税法について、学位論文を書くことになります。
国税庁の科目免除審査に出すには
国税庁に科目免除の申請を出すには、要件があります。
ここで重要なことは、国税庁に免除申請を出す際には、免除をうけようとする税法又は会計学に属する科目を一部試験合格している必要があります。
つまり、会計免除を受けたいなら、簿記論または財務諸表論に合格している必要があるし、税法免除を受けたいなら、何でも良いので税法1科目に合格している必要があります。
以上をまとめると、免除を受けたいなら、試験科目に一部合格して、税法か会計の研究をして国税庁に論文を出す!って感じです。
【税理士試験】そもそも大学院に進学するには【ポイントは3つ】
いくぜ、大学院!
大学院の受験資格
大学院を受験するには、受ける大学の募集要項を必ず見なければなりません。
基本的に大学院を受験するには、大学を卒業していることが前提条件となっています。
ただし、大学院によって高卒でも受けられるところは存在します。
このような場合、入学資格審査があり、課題や小論文の提出が求められます。
なので、高卒だからといって、大学院に進学できないというのは大間違いです。
大学院の社会人入試の募集要項には
という、出願要件がわりと記載されています。
しかし、ここで注意したいのは「大学を卒業したと同等以上の学力がある」ってところです。
この同等以上ってのは、大学院を卒業したら、そのまま税理士になれるくらいの人です。
大学院側も合格させてメリットのある人に入学してきてほしいのです。
ぶっちゃけ、すでに3科目(会計2科目+税法1科目)持っている人なら、引く手あまたです。
少し対策すれば合格を勝ち取ることができるので、早めに試験を切り上げる決断も大事です。
大学院の受験科目
大学院によって本当にパターンがさまざまです。
通常の一般入試の場合には、英語・専門科目・研究計画書・口頭試問です。
研究計画書と面接は、そこまでウェイトは高くありません。
私の場合は、英語は筆記試験、専門は経済学でした。
他の大学では、英語がTOEICやTOEFLの大学もありますし、専門も租税法や会計学を選べるところもあるなど、さまざまです。
一方、たいていの場合は、社会人特別入試を受けると思います(こっちのほうが楽)。
試験科目は少なくて、小論文・研究計画書・口頭試問が大半です。
ようは、大学院側はお金を持っている社会人に入学してほしいという魂胆があります。
なので、普通の一般入試よりも試験のボリュームは軽いです。
また、大学院入試は落とすための試験ではなくて、研究能力がない人が落とされます。
そこは研究計画書で分かるので、研究計画書のお作法を身につけていればOKなんです。
どこの大学院を目指す?研究科は?
上でも書きましたが、どこの大学院も税理士免除をやっています。
研究科も自分の得意分野に合わせて受験すればOKです。
経済学研究科でも財政研究で税法免除できるし、他でも租税法の科目が置いてあれば問題なし。
探せば結構出てきます。正直、5chで有名な大学もありますが、穴場もかなりあります。
一番は大学院説明会に参加して、直接先生からお話聞くのが間違いないと思います。
自分の目で見て、確かめる。
結局、科目免除で一番重要なのは指導教授です。
というのは、最終的に、免除審査を出すには、指導教授の証明書が必要になります。
つまり、指導教授が推薦しない!って言ったら終わりなんです。
終わりに:高卒でも大学院に進学できる。大事なのは指導教授
知っておいてほしいのは、この2つです。
高卒でも入学資格審査を通れば、受験できること。
科目免除に大事なのは、大学名より圧倒的に指導教授であることです。
私が思うに税理士試験は合格するまで諦めなかったものが勝つ試験だと思っています。
もちろん、すぐ合格してしまう人もいますが、必ずしもそんな簡単な試験でもありません。
私もまだまだですが、合格まで一緒に頑張っていきましょう。
とし
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