こんにちは、とし(@tyobory)です。
通信制大学を志望する学生の中で、特に人気がある学問は「心理学」です。
最近では、「お金」の豊かさよりも「こころ」の豊かさを重視する傾向があり、人の心を取り扱う「心理学」に関心を持つ人が増えております。
そこで、本記事では、心理学が学べるおすすめの通信大学5校をピックアップするとともに、心理系のキャリアについても掘り下げていきます。
その他、通信制大学に関連記事なので、良ければご参考ください。
心理学が学べるおすすめの通信制大学5選
各大学の特徴を知る。
ポイントはカリキュラムの多様性と公認心理士
通信制大学で心理学を専門的に学べるところは全国で10大学くらいあり、どこの大学を選べばいいか迷うと思います。
選ぶポイントは主に3つです。
1.心理学のカリキュラムが充実している大学
2.e-learning(メディア授業)が主体の大学
3.公認心理士試験に対応している大学
1は当然のことですが、2はメディア授業が主体の大学だと卒業しやすくなります。そして、3の「公認心理士」を目指せる大学をおすすめします。
よく「認定心理士」を押している大学がありますが、「公認心理士」や「臨床心理士」の下位の資格なので、就職ではまったく使いものになりません。そういった大学はおすすめの通信制大学から外しました。
以下、心理学が学べるおすすめの通信制大学です。
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その1:東京福祉大学【資格取得に対応したカリキュラム構成】
東京福祉大学(心理学部心理学科)は、福祉や教育現場で即戦力となりうる心理学が学べることが特徴で、心理学の研究方法・実験方法や臨床心理実践など心理学の専門領域を深く学習できます。
特徴は次の3つです。
1.通信制大学で単独で心理学部心理学科が開設されているのここのみ
2.公認心理士の受験に必要な科目を履修できる
3.臨床心理系大学への進学を見越した学修ができる
心理学部心理学科だけあって、カリキュラムは心理系通信制大学の中ではトップクラスに充実しています。
また、同大学院臨床心理学専攻博士課程前期(修士課程)への進学も見越した学修も可能なため、心理系の専門職に就きたい方はここがオススメです。
ただし、スクーリングや実習は関東近郊のみなので、通信制大学と言いながらも資格取得を目指す人は立地的な制約がかなりあることをご注意ください。
その2:武蔵野大学【多様な心理学のコース】
武蔵野大学(人間科学部人間科学科)の心理学専攻には、5つのコースが設置されています。
1.スタンダード心理学コース
2.臨床発達心理コース
3.カウンセリングコース
4.看護・医療心理コース
5.産業カウンセリング/キャリア・コンサルティングコース
このように、心理学全般を学ぶコースから、医療現場の心理学、産業カウンセラーなど、ご自身の興味・関心に合わせて学ぶ内容を選ぶことができます。
また、インターネットを最大限活用した学習スタイルなので、通信制大学の中では学びやすい大学の一つとなっております。
その3:産業能率大学【スクーリングが最も充実した大学】
産業能率大学の情報マネジメント学部の専攻・コースに、「心理マネジメントコース」、「心理カウンセリングコース」の2コースあり、心理学を学ぶことができます(認定心理士の取得は×)。
心理学のコースが設定されているだけでなく、スクーリングも全国各地で開講されており、卒業率も他の通信制大学と比較して相当高いです。
なので、大学を必ず卒業したい!という方は、産業能率大学をおすすめします。
その4:放送大学【心理学の豊富な科目と一流の教授陣】
放送大学は「心理と教育コース」に心理学の科目が設置されており、基礎から専門まで様々な科目が開講されています。
また、有名大学の教授をゲストに招いたりするなど、教員の質は圧倒的です。
もちろん、公認心理士や臨床心理士の大学院設置など、心理系の専門職に就くためのルートもそなわっています。
その他、放送大学は全科目がメディア授業形式のため、基本的にレポートを作成することはなく、全国どこにいても学ぶことができるため、迷ったら放送大学に進学するのが間違いないです。
その5:京都橘大学【最前線の心理学教育を受ける】
京都橘大学は通信課程(健康科学部心理学科)があり、下記の4つの専門領域を中心に学んでいきます。
1.臨床心理学領域
2.社会・産業心理学領域
3.発達・教育心理学領域
4.行動神経科学領域
京都橘大学の通信教育課程は心理学領域に特化しており、科目数も豊富で多様な領域のカリキュラムがあるのが特徴です。また、サポート体制もかなり充実しています。
個人的にはHPを見て一番印象が良かったのは、京都橘大学(たちばなエクール)でした。
以上、心理学を学べるおすすめの通信制大学5選となります。
その他、おすすめの通信制大学については下記記事を合わせてご覧ください。
通信制大学で心理学を学び、資格取得を目指す【大学院進学も視野に入れる】
心理のスペシャリストを目指す。
心理の専門職なら「公認心理士」か「臨床心理士」
心理系の専門職に就きたいならば、「公認心理士」か「臨床心理士」しかありえません。
少なくとも、認定心理士だけで、心理の仕事をしようとしたら、笑われるだけです。
「臨床心理士」は民間資格ですが、大学院に進学しないと取れない資格で、唯一の専門職でした。
そこに、学部からでも心理の専門職に就けるように作られたのが「公認心理士」です。
授業単位だけで登録できる「認定心理士」は心理士と呼べるものでは一切ありません。なので、「認定心理士」狙いで心理系の通信制大学に入学することは考えを改めた方が良いです。
学部生なら、まずは「公認心理士」を目指すべき【合格率は高い】
心理系の国家資格とはいえ、「公認心理士」の合格率は非常に高いです。
おそらく、試験を積み重ねていくと、合格率は徐々に落ちていくと思いますが、6割以上は合格できる試験になりそうです(精神保健福祉士が初期合格率9割→6割に下がっています)。
十分通信制でも合格できる可能性も高いので、是非目指しましょう。
だからこそ、「公認心理士」試験に対応している通信制大学に進学すべきなんです。
本当の心理のスペシャリストになるなら、「臨床心理士」は必須
「臨床心理士」は大学院に進学して取得する民間資格ですが、知り合いの先生は「公認心理士」についてかなり否定的です。
現場で臨床をやっている先生は、現場を長年見ているわけで、「公認心理士」がどのくらい精神治療できるのか疑問視していました。
「公認心理士」の合格率を見ても分かるように、ふたを開けてみれば難関資格ではないことに鑑みると、「臨床心理士」の優位はまだまだ続きそうです。
ただ、「公認心理士」は国家資格なので、心理職を目指すなら、ダブルスタンダードで資格取得することをおすすめします。
おわりに:心理系の通信大学に進学するなら、「公認心理士」も目指しましょう
結論は、心理学が学べる通信制大学に進学するなら、「公認心理士」を目指しましょう。
「公認心理士」を目指す場合、80時間の実習が義務付けられていますが、国家資格なので、就職の幅は少なくとも広がると思います。
また、合格率も高いので、心理系の通信制に進学する方がいましたら、併せて目指しても良いと思います。
以上、心理学が学べるおすすめの通信制大学と資格取得についてでした。
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