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【税理士試験】どの科目から始めるべき?おすすめの科目は?

こんにちは、とし(@tyobory)です。

ブログ更新55日目です。

これから税理士を目指す方にとって、最初はどの科目から始めればいい?という疑問があると思います。

たいていの場合、日商簿記2級または1級からの流れで、会計科目を選ぶ人が多いですよね。

しかし、目標は税理士試験に合格することがゴールとなります。

私はそれぞれの人に合った受験戦略がかなり重要だと考えています。

本記事では、どの科目から受験勉強を始めればよいかを徹底的に考察したいと思います。

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【税理士試験】どの科目から始めるべき?おススメの科目は?



始動。

会計科目と税法科目どっちから手をつけるべき?


ほとんどの場合、まずは日商簿記の流れから、会計科目の「簿記論」と「財務諸表論」を選択する人が多いと思います。

一方で、会計の勉強を全くしたことない人が税理士試験に挑戦しようとする人もいます。

何を隠そう、私がそうでした。

私は、初年度は「国税徴収法」の科目を選択し、結果は不合格(2か月ちょっとの勉強)

2年目から「簿記論」と「財務諸表論」を予備校に通い、「財務諸表論」だけ合格しました。

1年目に税法科目、2年目に会計科目を受験した感想としては次の2つです。

1.1年目の税法科目受験は意外とあり
2.会計科目は2科目セットで勉強する


1年目の税法科目の勉強は悪くはありませんでした。


以下、さらに掘り下げます。

1年目の税法科目受験は意外とあり


1年目の税法科目の受験がありだと思う理由は、次のとおりです。

1.合格しなければいけない科目数は税法科目の方が多い
2.科目のボリュームも税法科目のほうが重い
3.税法科目は積み上げ式で、2年目3年目の人間が強い
4.試験まで時間がない人はミニ税法の受験で、税理士試験の雰囲気を味わう


結局のところ、税理士試験は税法科目が一番の鬼門です。

会計科目は2科目に対して、税法科目は3科目合格が必要なので、科目数が多い


また、会計科目のようにまるかぶりしてる訳ではないので、各科目独立して勉強が必要です。

さらに、圧倒的なボリュームのため、初学者よりも2年目・3年目の受験生が有利です。

以上から、先に税法科目の勉強を進めるのはアリだと考えています。

初年度、税法科目を選ぶときの注意点


税理士試験はとてもタフな試験で、心がバッキバキに折れます。

覚悟を決めて取り組むか、お試しで受けて雰囲気を味わうのどちらかです


法人税」や「所得税」は選択必須科目なので、覚悟を決めるなら、こちらの科目からです。

お試し科目で受けるなら、「国税徴収法」「酒税法」です。

 

つまりは、超重量級超軽量級の科目どちらかです。

1回受けると、税理士試験がどういう試験なのか肌で感じることができます。

そして、一番大事なのは「自分が本当に税理士になりたいのか」の確認です。

税理士試験は基本的に長期戦なるので、1年目で撤退できたら本当に英断だからです。

ですから、その意志の確認をすることが1年目の作業で、受かったらラッキーと思うくらいのがちょうどいいと思います。

2年目:「簿記論」と「財務諸表論」+(税法1科目)


2年目は、会計2科目を本気で取りに行くことをおススメします。

ここで、1科目も合格できなければ撤退するのもありだと思います。まだ、やり直せます。

私の最大の失敗は、会計2科目に全力投入できなかったことです。

会計科目に関して片方の科目が残るのは非常に非効率


私は、「簿記論」が全然ダメで、最後は「財務諸表論」に一極集中して合格しました。

翌年以降に感じたのは、「会計1科目と税法1科目の勉強はバランスが悪いなぁ」です。

なので、2年目は、会計科目は全力で、税法科目は過年度受験できるなら、引き続き受験するイメージです。

簿記論と財務諸表論、捨てるならどっち?


私は、合格の可能性にかけて、財務諸表論に全精力を費やしました。

これがある意味過ちでした。どちらか選ぶなら、間違いなく「簿記論」です。

簿記の仕訳力は全科目の基礎です。残すと本当に厄介な科目です。


自分も簿記で苦しんでますし、大学院時代の同僚も簿記論で停滞してます。
(何で税理士目指したんだって話ですよねー)

その他、意外に多かったのが、最後まで「簿記論」を残す人です。

大学院予備校で会計免除の相談を受けたときも、全員が「簿記論」を残していました。

財表は計算力なくても理論で合格できますが、他の科目ではそれが仇となります。

なので、歯を食いしばってでも、「簿記論」の方を合格するべきだと思っています

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【税理士試験】おススメの科目はどれ?

2科目だけピックアップ。

おススメ科目①:相続税法


最近では相続税特化の税理士事務所があるように、需要はますます伸びていきます。

2025年には65歳以上の高齢化率は40%を超え、相続案件は今後30年増える予測


また、相続税で一番厄介なのが、財産評価です。

財産評価一つで、相続人の相続税負担額が大きく変わります。
将来的に開業するならば、自分の事業収益の取り損ねが発生しかねません。


以上の理由から、相続税はやっておいて損はない科目です。

おススメ科目②:酒税法


税理士試験は本当に辛い試験ですが、面白い科目があります。

それが酒税法です


勉強していて、実務に役立たないのは明白でした。

それでも、酒類の判定は面白い


清酒、ビール、発泡酒、果実酒、ウイスキー、ブランデーなどなど。

実務では全くムダな知識だけど、勉強していて本当に有意義でした。

税法科目で苦しんでいる人がいたら、酒税法はおススメです。楽しいですよ!


終わりに:私の結論は…法人税、相続税、酒税です【異論は認める】


以上、税理士試験の科目についてみてきましたが、やはり「簿記論」が大事です。

・会計限らず、税法科目も簿記論の基礎力が前提なので、超重要科目
・税法科目は、法人税・相続税・酒税というのが私の結論


私のチョイスは、これから絶対必要となる相続税、酒の判定が楽しい酒税法が最強です。

いろいろ異論があるとおもいますが、この試験をどう乗り切るかだと思います。

という私は、このような記事を書いときながら、大学院免除を狙っているので、自分に合った形で税理士試験を突破していきましょう!

ではでは!

 

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