こんにちは、とし(@tyobory)です。
ブログ更新17日目になります。
ブログで稼げるようになるため、色々広告の仕組みや貼り方を学んでいる今日この頃です。
今回のテーマはブログ収入と経費についてです。
みなさんは副業やブログを始めたころ、収益もほとんど上がらなくて、経費についても、最初は気にしていないと思います。でも、将来的にはたくさん稼ぐことを目標としていると思いますので、経費について早い段階から考えるのはとても大事です。
本日このようなツイートをしました。
今月からブログを開始したけど、
毎年副業の確定申告であれこれ
考える🤔というのは、副業で得た収入を
どの程度経費で落とすかという
問題👀正直、現在の年収があまり多く
ないため、社会的な信用の観点
から、経費を入れずに年収を
傘増ししたりしてる🧩気にしないほど稼げれば良いんだけど
— とし🌱ブログ×経済学 (@tyobory) May 27, 2019
要は、どれが経費になるのか正しい知識をつけとけば、最大限節税もできますし、自分のように収入調整も可能となります。
深堀していきます。
ブログ収入の経費はどうなる?【確定申告で損しないために】
経費について正しく理解して行きましょう!
そもそも経費(費用)って何?
所得計算の大原則として、以下の図式が根底にあります。
収益ー費用=利益
そのまんまじゃんって、思ったかもしれません。でも、これを概念的にまで理解している人は少ないと思います。
まずは収益の計上から、少し簡単に説明します
収入の計上
例えば、ASPの広告を貼り、広告収入が発生したとします。このとき、主に収益計上は3パターン考えられます。
1.発生主義で収益計上
2.実現主義で収益計上
3.現金主義で収益計上
専門用語ですが、何も難しくはありません。
例として、A8の成果レポートを上げてみると、分かりやすく理解できます。A8には、「成果発生レポート」と「成果確定レポート」があります。
ざっくり言うと、成果が発生中の収益、成果が確定した収益、現金が振り込まれた収益、いづれでも収益計上ができます。
収益は控えめに計上するのが節税のコツなので、振り込まれた金額をもって収益計算するのが確実です。
次に費用を見ていきます。
費用の計上
考え方は、収益のときと同じ上記の3パターンです。
ただし、費用計上は発生主義一択です。
利益を得るために費消した金額、つまりは発生した費用は基本的に費用計上できます(ルールは後で詳しく説明します)。サイト維持費(サーバー代)や記事の執筆依頼料など、支払いがまだ来ていなくても、費用計上することは全く問題ありません。
他の記事でも書きましたが、収益最大化と費用最小化により利益最大化が達成されます。しかし、確定申告では、課税所得を最小化することにより税金が最も安くなります。
したがって、確定申告の収益―費用計上では、収益は入金ができた確実なのモノだけを計上し、費用は発生したモノ全て計上する、これが大事!
正直、全ての領収書やレシートを補完するのは大変なので、スキャンしてクラウド上に保存してしまうのが一番です。弥生会計やfreeeなど会計ソフトは、勘定科目も選択式で、入力していけば、年度末の貸借対照表や損益計算書まで作成できるのでオススメ。
税理士に帳簿作成を頼む時代は終わりました。この会計ソフトfreeeですが、AIの画像処理により、領収書(レシート)から取引内容、取引金額を予測認識して、勘定科目を割り当ててくれます。
もう悩まずさくっと確定申告する時代です。最小限のお金と時間でやるのが最強です。
どういったものが費用になるのか。
利益を上げるためにかかった費用は基本的に全額計上できます。以下、弥生会計の白色申告で選べる勘定科目一覧となります。
結構何でも経費になると思いません?
迷ったら全て領収書やレシートは残し、全て会計ソフトでAI画像認証して終わりです。
注意すべきことは「家事按分」と「固定資産」
ブログ収入を得ようとしている人は、フリーランスの人でも、副業の人でも基本的に自宅作業が多いと思います。
自宅を職場とするとき、もちろんアパートやマンションの家賃、光熱費、通信費、その他諸々も経費として計上することが可能です。
ここで少し注意すべき点は、これら生活費の全額を費用計上してはいけないということです。
費用計上できるのは、あくまで「仕事で使う分のみ」とされています。これを「家事按分」といいます。一般的に、1日8時間労働時間とすると、上限は3割といったところです。
白色申告では、そこまで細かい帳簿記入は求められていないので、割とざっくり計算でOKです。逆に、青色申告では複式簿記による帳簿記入が求められるため、より精密性が求められます。
例えば、家賃は仕事場のスペースと私用スペースの割合で按分して仕事の利用分だけ計上します。通信費だと、インターネットを利用する際、どの程度仕事で使っているのか、その利用度から按分して計算します。
このように、自宅を職場とするとき、家庭と仕事の利用分は按分して経費計上するのがルールです。
固定資産で気にすべき10万円のライン(白色申告)
ノマドワークするのに絶対必需品である、パソコンやスマートフォンは固定資産として費用計上できます。
ただし、注意が必要なのことは、これらIT機器が10万円以上の場合、その耐用年数(3・5年)で減価償却して費用化することになります。
ざっくり言うと、10万円以下なら、その年の確定申告で一括費用計上できます。逆に10万円以上だと、仮に固定資産が20万円(耐用年数:5年)の場合、毎年4万円ずつ費用計上することになります。
このように、高性能パソコンやIphoneXRを買ったは良いものの、費用計上できない!ということがかなりの可能性で出てきます。
次にお話しますが、青色申告のメリットがかなりでかいです。
青色申告での減価償却費の特例
白色申告にはない優遇措置で、青色申告には「少額減価償却資産の特例」というものがあります。
これまでの記事でこの特例について触れてきませんでしたが、青色申告には減価償却費に対するこの優遇措置により、30万円以下の固定資産の一括償却ができます。
また、限度額として300万円(10万円未満のものは含まれない)まで、一括費用計上できる制度となっております。
白色申告と青色申告の違いについては以下の記事に書かれてます。
参照記事
白色申告にデメリットがあるというよりも、青色申告に優遇措置がたくさんあるという印象です。だからこそ、事業所得として青色申告をオススメしております。
終わりに:年度末に向けて
私は、個人事業主なら確定申告を自分でやるべきだと思っています。なぜなら、会計が分かっていると、自分が運営しているサイトがどのくらいの価値を持っているのか把握できるからです。
これってものすごく大事なことで、よくブログでも収益やアクセスの報告記事が書かれます。しかし、「月収○○円でした」「△△PV上がりました」って絶対数ばかりで、自身のサイトの価値を正しく認識している人は珍しいです。
先月と比較してどれくらい伸びたのか、収益なら前年度と比較して年収どれくらい上がったか、どれくらいの収益力があるのか、などもっと細かく分析できるのにもったいないなあ、といつも思ってみてます。
なので、私は自分のサイトを徹底的に分析して、今後このブログの成果記事を上げる際には、詳細な分析データを出していければ幸いです。
では、引き続きよろしくお願いいたします。